第26話 プールも水着も......凄い


「ふぅ~食べた、食べた」


「流石に私も満足かな? バイキングって最高だよね! 何でも好きなだけ食べて良いなんて凄いよね!」


「確かに……俺はお刺身が食べられて満足だよ! だけどエルダさん随分食べたね」


エルダさんは思う存分食べたせいかお腹が少し膨らんで見える。


まるで妊娠したみたいだ。


「あっ、私のお腹見ているでしょう? 恥ずかしいから余り見ないで欲しいな」


「触っちゃだめ?」


「う~ん、恥ずかしいからダメだよ! それでこれからどうするのリヒトくん?」


温泉も良いけど……折角だから海水プールで泳いでみるのも良いかも。


エルダさんの水着姿も見たいし。


「売店に行って水着を買ってからプールで泳がない?」


「リヒトくん、水着は解るけどプールってなに?」


そうか、此処は異世界だからプールって珍しいんだな。


「なんと言えば良いのかな……泳げるように水を人工的に貯めた池みたいな感じ」


「なんだか、解らないけどリヒトくんは泳ぎたいんだよね? あっ、もしかして私の水着姿が見たいの?」


最近のエルダさんは凄く勘が働くようになってきた気がする。


「勿論、それもあるよ」


「だけど、リヒトくんって変わっているよね?」


エルダさんが不思議そうな顔でこちらを見ている。


「えっ!? どうして」


「だって私の裸なんてもう見せてない場所が無い位みているのに、未だに胸とかパンツとかチラチラ見て顔赤くするんだから……」


言われてみればそうなんだけど……これは男のと言うか俺の性(さが)だな。


「他の人は解らないけど、俺からしたらエルダさんみたいな綺麗で可愛い人のだったらどうしても目を奪われちゃうよ……ぶっちゃけ何時でも見たくなる……かな」


流石に面と向かって言われると少し恥ずかしい。


「そんな、見たいの? それならほら……どう?」


エルダさんが浴衣に手を掛けて開いて見せてくれた。


大きくて形の良い胸がぷるんと丸見えになる。


「エルダさん!」


俺は慌ててエルダさんの浴衣を閉じた。


「あれっ、リヒトくん見たいんじゃ無かったの?」


「見たいけど、他の人が見ていたらどうするの?」


「前に居るのはリヒトくんだけだし、他の人からは見えないから大丈夫だよ?」


うっ!? これは嬉しいし凄く目の保養になるし興奮もするけど……


「エルダさんの裸は万が一でも他の人に見せたくないから、こう言うのは部屋で二人きりの時にして欲しいな」


「そう? リヒトくんって独占欲強いんだね……そう言ってくれると……ふふっ、リヒトくんの物って気がして嬉しい」


「それじゃ、早速水着を買いに行こうか?」


「うん」


まずは水着を買わなくちゃな。


◆◆◆


新 マカオって本当に何でもあるんだな。


水着売り場はお土産コーナーの並びにあった。


だけど、流石に昔の勇者も水着は再現できなかったか。


今、思いだせば、水着ってかなりの科学の結晶だって前世で聞いた記憶がある。


良く解らないけど、化学繊維までは流石に再現は出来なかったのかな。


簡単にいうなら、形こそはスク水に近いが、素材は割烹着とか海女さんが来ている様な感じの布に近い。


デザインは……一応、ビキニとワンピースとあるんだ。


「リヒトくんはどっちが良いかな? どちらも似たような感じだけど? リヒトくんが好きな方で良いよ」


気持ち的にはビキニなんだけど、なんだかすぐに脱げちゃいそうな気がする。


「それじゃ、繋がっている方にしようか」


「へぇ~意外だね、てっきり分れている方を選ぶと思っていたんだけど?」


「流石に、すぐ脱げちゃいそうだからね」


「確かにそうだね」


水着を男性用・女性用それぞれ2着買った。


しかし、女性用の水着が白なのになんで男性用は黒なんだろう?


◆◆◆


「これがプール……凄いね」


「本当に凄い……」


驚いた。


これ、どう見ても前の世界にあった流れるプールだ。


普通の競技用みたいな25メートルプールをイメージしていたのに……


異世界(多分日本)から来た勇者スゲー。


どんだけ日本が好きだったんだよ。


しかし、此処も人が居なくて貸し切りだ。


「それじゃ、エルダさん、泳ごうか?」


「そうだね」


軽く体操をしてから自由に使える浮き輪を持ってプールに飛び込んだ。


「温水になっているのか水が暖かい」


「凄いね、水が冷たくないなんて……」


本当に……凄い。


あっ……


「え~と」


「どうしたのか? リヒトくん! また顔が赤いよ」


異世界勇者、まさかこれを狙っていたのか?


水着の生地が普通だから肌にはりついて、スケスケ状態だ。


胸の乳首までしっかり見えて、下半身も水越しだが、お尻も見えるし……なんなら大事な所の毛までしっかり見えている。


本当にやりたい放題だな。


今は、貸し切り状態だけど、昔はきっと沢山の人が来ていたんだよな。


これじゃ、前の世界で言うなら、濡れTシャツ見放題以上じゃないか?


いや、下半身も見えるから……それ以上だ。


「いや……その透けているから」


「透けているね? だけど、裸なんてもう幾らでも見ているじゃない……本当にもう、えいっ!」


エルダさんが後ろからのしかかって来た。


勿論、大きな二つの胸があたっている。


「エルダさん……」


「誰も居ないし、しちゃう?」


確かに水に浸かっていれば、もし誰かが来ても見られないよな。


「……うん」


この誘惑にあがらう術はないよな。


つい答えてしまった……


「それじゃ……」


水の中で水着の下半身部分をずらして俺を迎え入れてくれたエルダさん……その誘惑に逆らえず……プールに他のお客が来るまで2時間近く行為を続けていた。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る