第6話 見たくない笑顔

僕は夏楓を追いかけるのをやめて、遠くから

2人を眺めていた。

何がそんなに楽しいのか笑い合っている。

僕には見せない顔だ。


飲み会に行くと言っていたのに

コーヒー専門のカフェに2人で入ろうと

している。


僕が一緒に行こうとしても嫌がった所だった。


右回りに振り返り、

夏楓のスマホはポケットに入れた。

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