第5話 自信喪失

空翔は、スマホを持っていた

右手をおろした。


夏楓と仲睦まじいそうに会話する人を見て、自信をなくした。


その人は、僕の高校の同級生だとは

絶対に夏楓には言えない。

よく知ってる奴だった。


比べられて、余計に自分が惨めになるのが

嫌だった。


よりにもよって、

どうして僕の知っている人と

一緒にいるのだろう。

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