第4話 知らない人

そんなこんなで五年の月日がたちました。


おばあちゃんちには、知らない人が来るようになりました。


「おばあちゃん、あの人だれ?」


「まるちゃん、ヘルパーさんだよ。

おばあちゃん、買い物とかねお風呂掃除なんかが辛くなってきたの。

お手伝いしてもらってるのよ。」


「そうなの、、。

まるが手伝えたらいいのに、ごめんね。」


「まるちゃんは来てくれて、おばあちゃんとご飯食べてくれるだけで幸せなのよ。

謝らないでいいのよ。ふふ。」


おばあちゃんはそう言って、ナデナデ。

まるはゴロゴロっと鳴く。


「さぁ、ご飯にしましょうね。」


おばあちゃんは、白いご飯にいつものように

鰹節を削ったのと、マグロを出してくれました。

「いただきますーにゃ。」

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