第9話
「あっ、もとにもどったよ」
寝朝がグングン小さくなっていった。
「硬派くん」
「いいから、怪獣のままでいろ、ままで」
「硬派クーン」
寝朝が硬派に抱きついたとき、寝朝が
また大きくなっていった。
「ウワーッ、死ぬ―っ」
硬派が圧迫されながらうめいた。
「硬派クーン」
そして寝朝はアイドルをやめ、めでたく
ボクにも平穏な日常が戻った、はずだった。だが、しかし
「硬派くん、わたしファッションデザイナーになる」
寝朝がまた性懲りもなく華やかな世界への憧れを口にした。
「いいのか、寝朝?ファッション業界には
魔物がすんでるっていうぜ」
「えーっ、魔物キライ」
二人が笑い合った。
ボクの怪獣ちゃん @k0905f0905
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます