軽率だったP氏の場合
【モントルー】
【鞍橋】
>【ミティオライト】
>【ドゥリリング】
【にぎり】
>【爾霊山】
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[06.13.21]
本日は astro-phグループの招聘セミナー1日目があった。演題は主に大規模構造と CMB spectrumのnon-gaussian 。
セミナーの講演者 P.J.Dagge 氏らと飲みに行く。酒の席の与太話で地球外生命体の話になる。私は夢があって良いと思うが、 Dagge氏は否定派、同僚の Alexと口論になる。
最終的に殴り合いの喧嘩になったが、ビールの好みで和解。バーを3箇所巡る。
以上
[06.14.21]
セミナー2日目。演題はCMB anisotripyが主、何人かはbaryogenesisについて。
Alexは二日酔いでダウン。 Dagge氏は平然としている。ドイツ人の肝臓は強靭らしい。
MasterコースのHamの研究指導のため、系外飛来物質についてのペーパーをいくつか見繕う。
以上
[06.15.21]
セミナー最終日。演題はnon-minkowski space上のQFTと、最近のsurvey事情。 ULTIMATE-Subaru に期待。
セミナー終了後懇親会があったが、不参加。
昨日用意したペーパーを二冊読む。
以上
[06.16.21]
スパコンに投げていたジョブが戻ってきたので概観。期待していた分布の歪みはすぐには見えず。
昨日のセミナーでAlexがまたDagge氏と口論したと耳に挟む。 Alexはもう少し酒癖を自覚して飲酒量を控えるべきだろう。
用意したペーパーにはすべて目を通し、 Hamと共有。
以上
[06.18.21]
プレプリントサーバーを漁っていると、面白そうな手法を発見。精読の予定。
2日ぶりにAlexと顔を合わせるが、青あざを作っていた。喧嘩のせいかと聞くと、転んだという。噂になっていなかった以上そういうことにしておこう。
Ela氏の系外物質に関する論文について Hamとディスカッション。
以上
……
[01.21.23]
Dagge氏と二年ぶりに顔を合わせる。氏の最近の仕事についていくつか質問。フィラメントの発展についての数値計算について熱弁されたが、自分の興味とはずれていた。
ElaとWebチャットでミーティング。中国に落下した隕石、203-HB sampleの分析について意見を交わす。ドリリングによる穿孔を主張する自分と、あくまでCTイメージングに留めるよう主張するEla氏でコンセンサスは取れず。
その後、 1月27日にあるHamの二回目のM論に向けて指導を行う。
以上
[01.22.23]
203-HB調査のための出張費に認可が降りる。 Alexに話すと、土産をねだられる。子供か。
Elaと本日もミーティング。出張費が降りたことを伝える。現地到着予定は 1月25日。出張ついでに爾霊山に黙祷を捧げることを伝えると、同行を申し出られる。これを承諾。コンセンサスは本日も取れず。
Hamに出張日が決まったことを伝えると、狼狽される。二回目だから安心しろと伝えたが、二回目だから不安なのだと返された。なるほど。
以上
[01.23.23]
朝の2:00すぎに電話で起こされる。何事かと思えば、 203-HBのCTによるイメージングでサンプル中に空洞が見つかったとのこと。興奮で飛び起きたが、スネをぶつける。(追記:帰宅中に医者に寄ったが骨に異常はなかった)
出張への期待でうわつき、仕事が手につかない。 Elaとは穿孔による内部空洞の調査で合意。
Hamの発表資料を添削。去年と比べれば格段に良くなっていることを伝えるが、不安そうであった。ここまで来ればなるようにしかならないと伝える。
以上
[01.24.23]
出張前日。遅便で出発のため、旅支度とともに出勤。
機内で読むペーパーをいくつかピックアップし印刷。 VPNの設定を確認しておく。
Hamに頑張るように伝えるが、捨てられた犬のような目で見られた。捨てたつもりはないのだが、目をそらしてしまった。
以上
[01.25.23]
現地到着。空港ででElaと合流。大学へ向かう前に爾霊山へ向かう。ついでに203-HB発見地点を訪問。
大学の一時利用者寮に入る。カップ麺がひたすら辛い。
明日から始まるサンプル調査に備えて早めに就寝する。
以上
[01.26.23]
本日から調査を開始する。気を引き締める。
203-HB内部にオイル状の液体を確認。ドリリングによる開口部から慎重に抽出。有機物か?
疲れが出たか、少し熱っぽい
以上
[01.27.23]
気だるさで起き上がることができない。統括に伝えると、作業にあたった全員が同じ訴えとのこと。 COVID-19に罹患したか?
オイルの分析を解析班に託し、休養を取る。梅干しが食べたい。
いじょう
[01.28.23]
ずつうがする。
Hamのはっぴょうはぶじにすんだだろうか。
[01.29.23]
いたい
[01.30.23]
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……
[(挟み込まれた新聞記事より)]
1月31日、 K大学においてパンデミックが発生したことを国家衛生健康委員会が発表した。 COVID-19によるものかは現在明らかにされていないが、一帯は国軍が厳重に警戒、完全に封鎖されている。 K大学は国外機関との共同研究事業として旅順に落ちた隕石のサンプル、 203-HBと呼ばれる試料の分析を開始したばかりであった。国外機関の発表によれば、 203-HB内部には有機体が確認されており、生命の起源について理解を深める重要な研究として注目が集まっている。このことに関連して、地球外ウィルスによるパンデミックとの流言が飛び交っているが、政府ならびに研究機関は事実無根と一貫して否定しており、流言飛語に惑わされないようにと周知を行っていくとのことだ。
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一言:普通はもう少し慎重にやるものですけどね……。
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