第4話入学式3 俺のトモダチ

俺ってばなに呼び出しちゃったの?

まさかの水?てか“あいつ等”の声しなかった?


ビキッ

サアアア…


てかなんとか混乱してたら氷と水が崩れたよ(笑)

どうすんだよ俺ぼっち確定?よし、入学やめよう。じゃあなタイヨウ学校頑張れよ!


『なんで急にいなくなるんだよ、俺達なんか悪い事したか?』


『気に入らなかったことあったら改めるから、嫌いにならないで』


水柱と氷塊が崩れたら中からドラゴンと蛸が出てきた!

どっちもトールもグランデもベンティもトレンタも越えてもうワケわかんないくらいでっかいんだけど!?

タイヨウ達のトモダチと同じくらい?

そんなでっかい奴らが俺を知っていて俺に謝ってる?何がなんだか…でもこいつら知ってる気が済んだよなぁ


「もしかしてだけどさ、“カイリ”と“トウヤ”?」


『他に誰がいんだよ』

『僕たちだよ?』


「いやいやいや、お前らいつもはそんなでかくないじゃん。」


『えっ?』


『あっ?』


カイリとトウヤは俺の地元のトモダチ。釣りしてて出逢って弁当やったら懐かれて。海の中とか遠出するときに手伝って貰ってたんだ。でも、こんなにでかくなかったよ?俺(148cm)四人分くらいだったよね?


「人前でしゃべって良かったのか?」

……



『とっとりあえず契約だ!名前はもう貰ってるから俺からはこれ!』


『ちゃんとした契約する為に召喚に答えた、だから大丈夫だよ僕からはこれをあげる!』


「あ、ありがとう?じゃなくて、ちゃんとしたって」


『『これからよろしく(ね)相棒!』』


なんかごまかされた?まぁいっか。これから一緒だしなんかいいもの貰ったし。

疑問は残ったけど…知らない奴らじゃないむしろ二人でよかった。

俺は悠々と“振り返らず”にタイヨウ達の元にもどった。


カイリ

種族:アプスー(蛇神龍)

属性:真海

契約者:ユーキ・ファーム


トウヤ

種族:八岐大蛇(異魔神)

属性:氷河

契約者:ユーキ・ファーム


ユーキはしらない表示されている相棒達の情報が少なくない数の生徒達に止めをさしていたことを。そして有望な新入生を引き込もうと見にきていた上級生、教師、スカウトに目をつけられていた事を。


「今から昼休憩に入ります。二時間後また先ほどの講堂にお集まりください。クラス分けを張り出します。その後制服をお渡し致しまして寮の部屋割りを確認して本日は解散となります。では、お疲れさまでした。」


俺達は使い魔について説明をうけたあと昼休憩に入った。「使い魔はあくまで使い魔です。皆さんの価値を決めるものではありません」とか「使い魔が優秀でも使い手が優秀とは限りません」とか必死だった偉そうな教師が台詞をはいた瞬間、なぜか雷に撃たれたり 髪が脱毛剤を染み込ませたように一気に抜け落ちたり 服が刃物に切り裂かれたように弾け飛んだり 突然ずぶ濡れになったりしたのにもかかわらず無傷だったりのくだりはみんな笑っていた。


(半数の神獣達が胸を張っていたり、ほぼ全神獣達がにやにやと(笑)こらえていたのは内緒だ)


「とりあえず飯にいかない?」


「「「賛成(です。)」」」


俺達はタイヨウ先導のもと昼飯へ


「ほらいくぞ、ペーパーくん」


「え?」


もちろんこいつも一緒に。本人は驚いていたけどタイヨウもダイチくんもルナさんも俺も逆にビックリした。トモダチになりたいっていったの君だよね?

「飯は一人派?」(タイヨウ)


「いえ、そうわけでは無いのですが」(ペーパー)


「なら、いいじゃん」(ダイチ)


「しかし、私は皆さんに…」(ペーパー)


「下手に気を使われるほうが不快です」(ルナ)

「俺は賑やかなほうが好きだしさっきのはもう解決してるんだからさ、いこうぜ、な?」(ユーキ)


「…ありがとうございます。」(ペーパー)


さてと、なに食おうかなぁ。



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