初めてのクエスト《ホーンラビットの角》

 異世界転生二日目、私はギルドへ行く。入口から入って左にあるボードにはたくさんの依頼が書かれていた。その中で私は、《ホーンラビットの角》を見つけた。クエストには「ランクEから」が書かれている。自分のランクにあった依頼を受けられるシステムだろう。私は、そのクエストをとって受付へ向かう。


「この依頼をお願いします。」

「わかりました。冒険者カードの提示をお願いします。」

 そして私は冒険者カードを渡す。

「ありがとうございます。それでは気を付けてください。」


 結構すんなり通った。そして私は縄文へと向かう。やはり町並みを見ていると改めて異世界に来たことを感じさせてくれるなと思う。


「通行証はお持ちですか?」体格が大きい兵隊さんに話しかけられる。

「通行証って冒険者カードじゃ駄目ですか?」

「もちろんいいですよ。」


 そして私は初めて異世界の街から外へ出た。青色に染められた空。森や川、平原などがここからでも見れる。そして何より息がしやすい。そんな余韻に何分か取られ、ようやくクエストのことを思い出した。ホーンラビットの角だったか。たしか、ここから少し北に行ったらある平原にいるんだったな。―――


 そして私は平原についた。ホーンラビットって異世界とかにいそうなあのツノウサギだったな。


私は慎重に探す。あ、いた。草原にいるうさぎって結構見つかるもんだな。そうして、私は《異世界転生者》でゲットしたスキル〈イベントリ〉を使う。イベントリとは、カバンのようなもので、魔法で異空間に入れて運ぶことができるのだ。そしてイベントリに入っていた〈鉄の剣〉を取り出す。そして、こっそりホーンラビットに近づく。


〈貫通〉スキルを使った次の瞬間、ホーンラビットは死んでいた。―――


〈レベルアップしました。〉【大石ごはん Lv2 HP110 MP110 攻撃力11 防御力11 速さ11 運11 智恵11 スキル:貫通 解体 魔法 イベントリ 所持金:銀貨4】

レベルアップして純粋に力が1.1倍になった。まじか。―――


 ゲームではレベル上げとして使っていた、魔物でもいざ殺すと心が痛む。そんな思いを持ちながら、私は〈解体〉気づけばうさぎの死体や血は消えて肉、角になっていた。〈解体〉とは自分の好きなものだけを解体することができるのだろう。

じゃあ、なんで肉にしたの?という意見もでるかもしれない。なぜか。


それは――異世界漫画とかで食べれるって書いてあるし、うさぎの肉はうまいって聞いたことがあるし、料理するとうまそうと思ったから〜。ごはんくんは何でも知ってるね。それほどでも〜。


そんな事を考えながら、私は料理の準備をする。しかし、私はあることに気づいてしまった――料理するものがない!!


 ――筆者より――

 今回こそ魔物料理を出すと思っていたのですが、時間の関係上コレしかできませんでした(泣)これからも頑張るので、応援お願いします!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る