海原駆ける竜神は

小笠原諸島の父島母島は淡路島の両親。

父島は伊弉諾、母島は伊弉波、淡路島は蛭子。

親子三神仲良く日本を鎮守する。


此は蛇足に過ぎないが、聖なる星を日本へ起き東の果ての国から西国の三日月を監視するため大国主が西を向いて出雲に鎮座する。

いや寧ろ、西国の天使の訪れを待ち受けていたのかも知れない。


では、前述した御雛様の例え話から考察と解釈を広げた結果を遺そう。


『古事記伝』より 海幸山幸の物語

海神わたつみ(大綿津見)は海を治める強大な神であり、美しい女神の姉妹を娘に持つ。

長女の豊玉姫と次女の玉依姫。


此処で視点を変える。


御雛様=玉を持った天照大神=龍神の玉

三人官女は素戔嗚尊の剣から生まれたが、玉を持った天照大神の影響で名前に玉が入る。


海神=八岐大蛇


元来、海の神は竜神とされ、大綿津見のいろこ(鱗)の宮という竜神の鱗から造られた海の宮殿に住まうとされる。


仮に海神を八岐大蛇か九頭竜とした場合、素戔嗚尊が八岐大蛇を倒し、クシナダヒメと結婚に至るのは海神の許しを得て、豊玉姫と結婚した山幸彦を振り替えたものではないか。


捕捉する迄も無いが、素戔嗚尊は荒ぶる海原の神。海神の娘と結婚しても可笑しくはない。


三人官女の三人目と海神の娘である二人の姫については次回言及したい。

謎大き三人目の姫君は誰か。

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