創世記と雛祭り

御内裏様と御雛様 赤いお顔の右大臣

五人囃子の笛太鼓 三人官女と左大臣


『古事記伝』より

素戔嗚尊と天照大神の潔白証明の決戦にて

天照大神が素戔嗚尊の剣を噛み砕き三人の女神が生まれ、素戔嗚尊が天照大神の玉を吹くと五人の男神が生まれた。


三人官女と五人囃子の誕生する瞬間である。

では、御内裏様と御雛様の両人は誰に該当するのか。


もし、此処で素戔嗚尊を御内裏様とし天照大神を御雛様とするならば史実の大惨事が起こる。

かといって切り離すことも不自然だ。

加えて、右大臣は黒髪長髪で色白の若い男性。

左大臣はというと白髭に白髪の老人。


前説の仮定が確かなら右大臣は月読尊、左大臣は猿田彦に該当する。

歴史的隠蔽の思惑が懸念されるのは、天照大神と素戔嗚尊の関係性だ。もし伊弉諾と伊弉波をこの二神と仮定すると黄泉国よもつくにへ別つ物語が、高天原と中津国を別つ物語に変換されてしまう。


更に臆測を重ねる。

月読尊は髭を生やさないことから女性と考えられ、マグダラのマリアか蛭子を男装させ弟神にすることで、天照大神の傍に置かれたのではないか。

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