暗い森の赤ずきんと狼

赤ずきんちゃんはお婆さんの好物であるパンと葡萄酒を籠に入れ、薄暗い森の中を一人で歩いていました。

すると其処を一匹の狼が見ています。

更に、その狼を一人の狩人が怪訝そうに見つめ後を追います。

狼は先回りをし、お婆さんを呑み込んでしまうと変装して赤ずきんちゃんを待ち構えます。


何も知らずにやって来た赤ずきんちゃん。

襲い掛かる狼へ、後を着けて来た狩人が銃を片手に立ち向かい、見事に狼を倒します。


倒れた狼の腹を切り開き呑み込まれたお婆さんを無事に救い出すと、今度は狼が二度と悪さをしないよう、腹の中に大量の石を入れ縫直して川へ沈めてしまいました。


赤ずきん=小さな神の国

お婆さん=古の王国(神の故郷)

狩人=軍人の多い大国

狼=他民族による強大な新興国


明確にどうとは言わないが、特に示唆される点は赤ずきんの物語が只の童話や寓話で無く、歴史的事象を秘めていることだ。


狼がモンゴル帝国だろうがバイキングだろうが例えお婆さんの好物がパンと葡萄酒であろうと

少女の被る頭巾が赤という日の丸や日本の巫女衣装を連想させようが、仮に北欧のサンタクロースが赤い服であろうと…


本来、サンタクロースの元となる純白の衣装を纏ったセント・ニコラウスは、北風の狼三頭を屈服させた逸話が残っている。


聖なる使者も全知全能の神も世界中に分布され現代に取り残された我々の浅知恵では到底解読できる筈もないのだ。

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