1274 触診
2人でベットに入ってから不意に始まった『本気で崇秀と結ばれたいのか?』っと言う話。
何故、奈緒さんが、突然、そんな話を眞子に持つ掛けたのかと思っていたら。
どうやら彼女は、昨日の眞子と崇秀の秘め事で、なにやら気になった事がるらしく。
その最たる理由である、眞子の女性器の広さを確認する為に触診してみる事に……
***
「じゃあ、眞子、ちょっと触るよぉ」
「あぁ、はい。ドンと来……んっ……あっあぁ……んっんっ……」
「コ~~~ラッ。イキナリ、艶かしい声を出さないの」
「だって……だって……あっ、あっ……ん~~~ん~~~」
「あ~の~~ねぇ~~~、眞子。アンタ、ドンだけ敏感なのよ?」
「そんな事を言ったって……奈緒ネェの指、凄く気持ち良いです。ん~~~~!!」
「アホか!!……もぅ良いよ。お仕舞い、お仕舞い、十分解ったから」
「えぇ~~~っ、そんなぁ。もぅちょっと、ちゃんと見て下さいよぉ。それに奥まで確認した方が良くないですかぁ?」
もぉちょっとだけ……
ねっ!!ねっ!!もうちょっとだけ触った方が、きっと良いですよ。
此処は慎重に行った方が、より正確な情報を得れると思うのですが……如何でしょうか?
「……眞子。なんか趣旨が変わってるんだけど」
「・・・・・・」
生殺しですか?
幾らなんでも、そりゃあないですよぉ。
始めた以上、最後まで責任を持って、ちゃんとイカせて下……さ……
・・・・・・
……( ゚д゚)ハッ!!って、ダメダメ!!
そうじゃないですね。
これじゃあまさに、趣旨違いも良い所ですね。
すみません。
「ハァ……もぉアンタだけは」
「しゅみません。あまりにも奈緒ネェの指が気持ち良かったもんで……つい、快楽に飲み込まれそうになりました」
でも、ちょっとだけ、百合に走る人の気持ちが解っちゃったかも……
いや、なんでもないです( ー`дー´)キリッ
「ハァ……ホントにもぉ、この子だけは」
「重ね重ね、しゅみましぇん」
あぁもぉ、我に返って考えたら、本当に最悪だよ。
なに、触診してくれてる奈緒ネェの指に感じてるんだろうね?
しかも、喘ぎ声を漏らしながら、更なる快楽を要求をするって、どうよ?
どうなってるの、この体?
なんて誤魔化してみました。
誤魔化せてないですね。
はい、またまたすみません。
「もぉ、良いよ。兎に角、早くパンツを履きなさい」
「あぁ、はい。先生、すみません」
「誰が先生よ」
「お願い奈緒先生です」
「うん?なんか、微妙に聞いた事のあるタイトルね。エロDVDかなんか?」
「いいえ。AVじゃなくて、昔、少年誌向けの雑誌に載っていた「お願いルナ先生」って言うエロ漫画のタイトルですね」
「……あぁ、そうなんだ。じゃあ知らない」
うぅ……照れ隠しのボケにも成らなかった。
相手が知らないんじゃ、完全にネタとしても失敗ですね。
まぁ、そんな風にしながら。
下着とパジャマのズボンを履いて、再び、奈緒ネェとベットにイン。
寒いですからね。
「……っで、奈緒ネェ、どうでしたか?」
「うん。結論から言うとね。やや狭めではあったけど、普通」
「へっ?」
「別に、特別狭い訳でもないし。至って、年相応の広さだったと思うよ」
「そっ、そうなんですか?」
「そうだね。体格的にも、そこだけ子供のままって言うのも変だと思って触診してみたんだけど、本当に普通だったよ」
「じゃあ、なんで……」
解んないなぁ。
これが普通だって言うんなら、なんで、昨日、上手くいかなかったんだろ?
意味が解んないや。
「まぁ『なんで?』って、私に聞かれても困るんだけど。想定するだけなら出来なくもないよ」
「それって……」
「そぉ、上手くいかなかった理由だね」
「そうなんですか?じゃあ、なんでなんですか?」
「そうだねぇ。まず上手くいかなかった一番明確な理由を上げるとするなら。一点目は、ヤッパリ、極度の緊張だろうね。アンタ、Hの最中に余計な事を考えすぎたんじゃない?」
「う~~~ん。確かに最初は必要以上に強い緊張感は有りましたけど。その分、崇秀さんが時間を掛けて体を解してくれましたよ。もっと正直言えば、その時点では、緊張感を感じる余裕すらなくなってましたし」
いっぱいイキましたからね。
あれ以上、緊張感や、体を解す事なんて事実上不可能だと思うんですけどね。
元が緊張してたとは言え、あの時は、快感で意識が朦朧として呂律が回らない程でしたからね。
でも、あれですよね。
その話なら、一応はさっきした筈なんですが……
「うん。私の指でさえ、あの調子なら。仲居間さん相手だと、そうなっても然りだと思う。だから、緊張感って言ったのは可能性だけの話だからね」
「ですよね。だったら、それ以外にも理由があるって事ですよね」
「うん、まぁ、あるにはあるんだけどね」
「それって?」
「えぇっとねぇ。これは、今のアンタに直接言って良いものなのか、悪いものなのかは解らないんだけどね」
あぁ、そう言う事かぁ。
奈緒ネェの雰囲気から言って、なんだか今の私に言い難い話だから、一旦、緊張感って話で濁した感じかぁ。
……だとしても。
私に言い難い話って、なんだろうね?
「あぁはい」
「それってさぁ、男としての、アンタの最後の抵抗なんじゃない?」
「はい?まだ、そんな奇妙なものが私の中に残っていると」
「多分ね。……っとは言え、これは恐らく、無意識下で起こってた事だと思うから、正確には解らないんだけど。此処まで来ると、もうそれ以外は考えられないんだよね」
そうなんだ。
まぁ確かに、それだと理屈的にも合ってる様な気がしますね。
あれだけフワフワした状態から、一気に現実に引き戻されるなんて、普通じゃあ有り得ない様な事ですもんね。
なら、どうしたら良いんだろ?
仮に奈緒ネェの判断が正しかったとしても、無意識下にある物を取り除くなんて事が簡単に出来るのだろうか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【後書き】
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>
どうやら奈緒さんが眞子を触診した結果としては、特に問題はなく。
その時点で極普通の広さだったと判明した以上、真の問題に成る部分は精神面だったみたいですね。
しかも、その精神面の問題と言うのが、奈緒さんの推測が正しければ「無意識下で起こっている」との事。
これはまた、難儀な事に成りました。
さてさて、そんな中。
このどうにも変え難い無意識下でのメンタル面を、どうやったら解決に導く事が出来るのか?
そして奈緒さんは、それに付随して解決方法を思い付く事が出来るのか?
次回は、その辺を書いて行こうと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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