1273 奈緒さんが気になった事

 今現在の奈緒さんの気持ちと、眞子の気持ち。

それらを確認して、お互い、今まで以上に理解し合えた2人は、一緒にベットに入り。

気持ち良く、寝る準備を始めたのだが……


***


「ハァ……でも、なんか楽しいなぁ。眞子と、こうやって2人だけで一緒に寝るのも、久しぶりだもんね」

「本当ですね。最近は、いつも誰かが居ましたもんね」


2人で天井を見ながら、そんな極有り触れた会話をしていた。


そしたら……



「ねぇ、眞子」

「あぁ、はい、なんですか?」

「眞子ってさぁ。本当に仲居間さんと結ばれたいの?」


……なんて、神妙な顔で質問をされた。


あまりにも突然過ぎた話に、奈緒ネェの趣旨が見ない。



「えっ?なんで急に、そんな事を聞くんですか?」

「あぁ、ごめん。言い方が悪かったね。そう言う変な意味じゃなくてね。本気でSEXしたいのかなぁって思って」


あぁ、そっちですか?


趣旨が見えなかっただけに、一瞬何事かと思って吃驚しましたよ。



「えぇっと、それって、なんて答えたら良いんですかね?」

「あぁっと、真面目な方向で。どうなの?」

「えぇっと、面と向かって言われると非常に恥ずかしいんですが。あの、正直言っちゃえば、今、この瞬間にでも結ばれたいとは思っていますね。勿論、まだ子供は欲しくないですけど」

「だよねぇ。そうだよねぇ。女である以上、そう言う気持ちになっちゃうよね」

「ですね」


風呂に入ったばかりなのに、これって羞恥プレイじゃないですよね?


幾ら風呂が好きだと言っても、今からパンツ濡らして、また風呂に逆戻りするのだけは、流石に嫌ですよ。



「……あのさぁ、眞子」

「あぁ、はい」

「だったら、ちょっと、眞子のアソコを触らせて貰って良い?」


はい?



「へっ?なっ、なっ、なっ、なっ、なんでですか?私は、そう言う趣味は無いですよ」

「ハァ……あのねぇ、そう言う意味じゃなくてね。本当に膣口が狭いのか、確かめ様と思ったのよ。さっきのアンタの話が、少し気に成ってたし」


あぁ、ソッチでしたか。

そう言う意味での触診を試みたいって話ですね。


これは完全に勘違いしてしまいましたね。


すみません。


……でも、奈緒ネェに触られるのは、ちょっと嫌だなぁ。


因みにですが、此処は崇秀さん専用だから彼以外の誰にも触られたくないとか言うチープな問題じゃなくてですね。

下手に触られると、私が感じちゃうかもしれないのが嫌なんですよね。


なんせ私は、凄い敏感ですからね。


それだけに触られた瞬間に喘ぎ声なんかが出ちゃったら、最悪じゃないですか。



「あの、それって、ヤッパリ、捏ね繰り回されるんですかね?」

「そんな事しないちゅう~の。大体にして、そんな必要すらないの。ちょっと触れば、大体の大きさが解る事なんだからさ」

「そうなんですか。あぁ、でも、微妙ですね」

「ヤッパ、嫌?」

「あの、決して嫌って訳じゃないんですよ。ただですねぇ。なにかの拍子に声が出ちゃったら、流石に恥ずかしいです」

「えっ?今更そこ?」

「あぁ、いや、なんと言いますか、そこですね」

「オッパイ触られた時に、散々喘ぎ声を上げてたのに」


あっ……そう言えば、そうですね。

翌々考えたら、奈緒ネェには、一番、喘ぎ声を聞かれてたんだった。


だったら、別に良いかぁ。

以前、崇秀さんのSEXが上手いって話の時に、風呂場で、奈緒ネェのを触らせて貰った事が有るしね。


なら、これで、お互い様ですよね。



「ですね。ホント、今更ですよね」

「でしょ。……って言うかね、眞子。私、別に触りたい訳じゃないんだけど。そこを誤解してない?」


更にそうですね。

ホント、そうですよね。

百合の人でもない限り、同性の、そこに興味がある筈がありませんよね。


私なにを考えてたんだろう?


同性である以上、特別、他人のアソコなんて触りたいとは思わないですもんね。

自分にもある訳ですし。



「ですよね。あの、じゃあ、今更、なんですけど。ちょっと調べて貰って良いですかね?」

「あぁ、うん。言いだしっぺだから、構わないよ」

「あの、じゃあ、お願いしちゃいます」

「OKOK。じゃあ、パンツ脱いで、ベットの上に座って」

「へっ?……えぇ~~~!!ちょ!!ちょっと奈緒ネェ!!まさかとは思うんですが、触るだけじゃなくてモロに見られちゃうんですか!!」


それは流石に恥ずかしいですよぉ。



「えぇ~~~って言われてもねぇ。それ以外、どうしろって言うの?……って言うか、そんなに恥ずかしい事かなぁ?」

「いやいやいやいや、滅茶苦茶恥ずかしいですよ!!心臓が爆発しちゃいますよ!!チュボ~んですよチュボ~ン!!」

「そんな大袈裟な。たかだか、同性にアソコを見られるだけじゃない。風呂に入ってるのと同じでしょうに」

「えぇ、でも、お風呂じゃモロには見られないですよ」

「じゃあ、やめる?私は、どっちでも良いけど」


うぅ……またしても微妙だなぁ。


でも、1人でウジウジ悩んでるより、女の子の先輩である奈緒ネェに見て貰った方が、気持ち的にも安心すると言えば、安心するのかもしれないしなぁ。

それになにより、こう言った性の悩みっていうのは、奈緒ネェにしか相談出来ない話なだけに、この機会を逃しちゃったら、もう誰にも相談出来なくなっちゃう。


なんと言っても、数日後には奈緒ネェがアメリカに帰っちゃう訳ですしね。


……とは言ったものの。

ヤッパリ、同性であってもモロに見られるのは抵抗感があるなぁ。


人と違う形してたら嫌だしなぁ。


それを教えられたら、余計に凹むしなぁ。


もぉ、どうしよう?



「うぅ……」

「あぁ、じゃあ、もぉやめよ。こう言うのって、無理してまでする様な話じゃないし、自然と時間が解決してくれる事も有るだろうしね」

「あぁ、いや、ちょっと待って下さい。えぇ、でも、あぁっと……」

「ごめん、ごめん。そんなに悩むんなら無理しなくて良いから」


うぅ……そう言われると、余計心配に成ってきた。


あぁもぉ!!なら、グダグダ言っても始まらないや!!

奈緒ネェにアソコを見られるぐらい、なんて事ないわい!!


見てつかぁさい!!



「あの、ヤッパリ、お願いします!!悩む位なら、解決に向います!!」

「えっ?あぁ、そうなの?なんか急に悟ったね」

「あぁ、いえ、なにも悟ってはいませんけど。家族の奈緒ネェに見て貰うなら、きっとOKですよ」

「あぁ、そぉ。じゃあ、下着脱いで」

「あぁ……はい」


決めた事は、即実行!!

此処まで来たら、おかしな事を考えて変に躊躇しない!!


……でもなに、この間抜けな格好は?

上着を着てるのに、部屋の中で下半身丸出しに成ってる姿って、自分が思ってた以上に間抜けだね。


どこかのエロ本とかに載ってそう。


ヤッパリ……ヤメときゃ良かったかなぁ?


そんな、間の抜けた私の心境を他所に。

奈緒ネェはベットから降りて、絨毯の上にチョコンと座る。


うん、これはまた可愛いですね。


でも、私は、超が付く程の間抜けな格好ですけど。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


2人でベットに入った後。

妙に眞子の話が引っ掛かっていた奈緒さんは、眞子のアソコを直接触って確認する事にしたみたいなのですが。

果たして、以前に崇秀が言った様な事が、本当に眞子の体で起こっているのでしょうか?


特に眞子は身長がやや高めなので、一部分だけ子供のままなんて事実が有り得るのか?


次回は、その辺の謎に迫って行こうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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