第一章・第七十五話 ⑥Well Come to Special-Live【Nao with GREED-LUMP③】(⑥ライブにようこそ【奈緒グリ編③】)
1241 オマエ等……アンコールでもそれかよ!!
第一章・第七十五話【⑥Well Come to Special-Live【Nao with GREED-LUMP③】(⑥ライブへようこそ【奈緒グリ編③】)】が始まるよぉ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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075【⑥Well Come to Special-Live【Nao with GREED-LUMP③】(⑥ライブへようこそ【奈緒グリ編③】)】
『いやぁ、俺の彼女である奈緒さんと、俺の兄弟の眞子は全部最高だな。……それに比べて』
いやはや、毎度毎度、初っ端が愚痴で悪いんだがな。
マジでよぉ。
アイツ等、なんとか成らねぇもんなのかよぉ?
―――なに?流れからして、そのアイツ等ってのは、その奈緒さんと、眞子の話かって?
いやいや違う違う、そんな訳ねぇだろ。
俺が世界一愛すべき大切な奈緒さんや。
何かと世話を焼いてくれてる最高の姉弟である眞子を『アイツ呼ばわり』なんかする訳ねぇだろうに。
俺が指摘したいのは、あの奈緒さんの最低最悪なバックバンドの【GREED-LUMP】の事だよ【GREED-LUMP】の。
だってよぉ。
アイツ等と来たらよぉ。
あの後も、アンコールの一曲目が出来立てほやほやの新曲『Blood-Rain』の発表だって言うのによぉ。
全く気合が入っていない様な気の抜けた腑抜けた演奏で、散々、奈緒さんと眞子の足を散々引っ張りやがってよぉ。
一体、どう言うつもりなんだ!!このヒョウロク玉共!!
オマエ等の体の中には、熱意や、やる気ってもんがねぇのか、やる気ってもんが!!
ホント、コンチクショイ!!
いや、まぁそりゃあよぉ。
百歩譲ればな。
この曲自体が新曲だから『まだ弾き慣れてねぇ』なんてお題目が有るのかも知れないけどよぉ。
それにしたって、もぉちょっとぐらいマシな演奏を観客に聞かせてやっても良いんじゃねぇの?
あのベースのチビ女は【GREED-LUMP】のメインベーシストのクセによぉ。
GUESTで呼ばれてるだけの眞子の音に、完全に喰われてヘチョイ音しか出せてねぇし。
生意気にも中の下とか俺を批判した、あのツンツン頭のドラムの野郎は。
毎度毎度同じ様な調子でドラムをポコポコ叩いて、リズムだけしか見る所はねぇし。
美樹さんの彼氏である、矢鱈とデカイ甘ちゃんのニィちゃんは。
派手な音さえ出してれば、事が、全て上手く誤魔化せると思ってる様な演奏でしかねぇし。
エリート教師みたいな雰囲気を醸し出してる透かしたギタリスト野郎は。
なんか知らねぇけど、調子こいた演奏してるだけの感じが、妙に鼻に付くばかり。
そんな風に、全く持ってドイツもコイツも評価にも値しない糞演奏バッカリだった。
そこで俺はフッと思ったんだがな。
ひょっとしてコイツ等『日本の音楽が10年程遅れてる』なんて妙な噂が世間に流れてるからって、それを真に受けて手を抜いて演奏してやがるんじゃねぇのか?
もしそうだったら、マジで馬鹿にしてやがんな。
折角の奈緒さんの大切な日本凱旋ライブを、あんま舐めた真似してブチ壊しにしてんじゃねぇつぅのな。
オマエ等全員、今後の奈緒さんの為にもサッサとアメリカに帰り。
アメリカ名産のトウモロコシでも、ジャガイモでも汗水垂らしながら作ってろ。
コイツ等、マジでサッサと解雇にされれば良いのにな。
下手な演奏かまして、奈緒さんと、眞子に迷惑掛け過ぎなんだよ!!
糞ボンクラ共が……オマエ等の音を聞いてるだけで心の底からイライラしちまうぜ!!
・・・・・・
けど……あれだよな。
冷静に考えたら、なんで俺、此処まで執拗に【GREED-LUMP】に対して批判ばかりしてるんだろうな?
いやまぁ確かにな。
さっき、その点については、眞子が説明してくれたから、俺が批判してる理由は解からなくもないんだが。
ちょっと批判の度が過ぎてる様な気がしないでもないんだよな?
まぁ結論から言えば。
イライラする様な音を出されてるからイライラしてんだろうけど、此処まで多大に批判する必要性はねぇ様な気もするんだがな。
なんか不思議な感覚なんだよな。
まぁ別に、そんな事はどうだって良いんだけどな。
俺がこの後、乱入して、そんなイライラする音を全部吹き飛ばし。
奈緒さんや眞子を満足さえさせてやれば、全て事も無きを得る訳だしな。
オィちゃん、やったるでぇ~~~!!
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【後書き】
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>
今回から始まった第一章・第七十五話【⑥Well Come to Special-Live【Nao with GREED-LUMP③】(⑥ライブへようこそ【奈緒グリ編③】)】なのですが、倉津君、スタファちゃんの呪いを受け、早速鬱憤が貯まって爆発寸前ですね(笑)
まぁまぁ、そうは言いましても。
これ位の気概がないと、東京ドームでのライブになんか乱入出来ないでしょうし。
なにより、奈緒さんを喜ばしたいと言う気持ちが無ければ、この無謀過ぎる行動を実行しようとは思えませんでしょうしね。
……ってな訳でございまして。
倉津君の準備も、ある意味、万端に整いましたので。
此処からは、倉津君一世一代の乱遊撃が開始される訳なんでございますが。
果たして、上手くいくのか?
そして、このままの呪いの掛かった状態で演奏をしても良い物なのか?
次回からは、その辺を書いて行こうと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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