　随分と録画した映画がたまっていた。暇にまかせて一日中観ていたのだが、なんと40年以上、いや50年くらい前の作品では、主役の女優がヌードになっていた。下はギリギリ映っては居なかったが、乳房はハッキリと見える。

　当時の土曜ワイド劇場や火曜サスペンス劇場など、映画をしのぐ脚本とそうそうたるメンバーの演技、ストーリー展開は日本各地でのロケは旅情を感じさせた。、そしていつまでも記憶に残る音楽は、歌謡曲を代表する曲として残っている。

　それらの作品の中で、殺人事件の捜査で旅に出て、主に温泉地でのロケでは、なぜか混浴風呂になっていて、若い女性達が入っていた。今思い出しても懐かしいが、あまりにも自然に裸の女性が出ると、意外と気にしてなかった。当時のそういう自然の流れの中で、主役級の女優さんも脱いでいたのだろう。美人で演技が上手くて着こなしも素晴らしいが、胸の大きさや形はとくだん驚くほどでもなく、だから若い女性達の裸を取り入れていたのだろうか。

　今のテレビドラマは面白くない。若くてかっこいい、多くの若者に受けそうな俳優ばかりで、それを盛り上げるような脚本で、しかも経費削減というのかロケ地の変化が少ない。昔の作品は多くのロケ地に行っていたので、観ていても変化があったのだろう。

　当時の作品を放映する時には、必ず「当時の時代背景のために･･･」とか、いろいろと言い訳がましいテロップが最初に出てくる。今は放送禁止用語になった単語とか、女性の裸体なども自主規制になったようだ。差別とかヘイトとか言われても、その時の発する自然な言葉とか態度とか、昔の作品の方が数段素晴らしい。

　若者受けしなくなったと言うが、それだけ魅力がなくなったのだろう。芸人のクイズ番組とか、余り見ないようなコールガールが誘うような、訳の分からん踊りのグループばかりが出る歌番組とか、各社同じ様な内容ばかりで面白くもない。もうもどることはないのだろうなあ、