第3話

最初は気にしないようにしていたが、

親の姿も見えず落ち込んでいる様子に見えたので、声をかけることにした。

どうせこの場所にはもう来ないし、怪しまれたらすぐ退散しよう。

それに落ち込んでいる少女をこのまましとくのはいい気分ではないし。

そんなことを思い、少女に声をかけることにした。

「こんなところで一人かい?お父さんやお母さんは一緒じゃないの?」

少女は答えた。

「パパはお仕事。ママはお家。でもおうち帰りたくない。」

「どうして?」

「ママと喧嘩しちゃった。」

話を聞いてるとどうやら喧嘩をして、夢中で家を飛び出したらしい。

外を歩いている途中、雨が降りこの場所に避難したらしい。

「なんで喧嘩したのか話してくれるかな。」

少女に聞いてみた。

少女は困った様子だったが、少しずつ話してくれた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る