第2話

(コンビニで一応雨具買っておくか。)

そんなことを思いながら、運転を再開したら雨が降り出した。

どんどん雨が強くなり、このままだと運転は危険だと思い、何処かで雨宿りすることにした。

中々、見つからずどうしようか悩んでいたら、コインランドリーを見つけた。

ここだったら雨宿り出来るなと思い、視界が悪い中なんとか目的地に到着した。

バイクを止め、コインランドリーに避難したが、上着がかなり濡れていた。

暑くなってきたとはいえ、まだ五月。

まだまだ肌寒い日もあるし濡れたままの恰好でいるのはさすがに風邪をひく。

せめて上着だけでも乾かそうと思い、乾燥機に上着をいれ、ベンチに腰掛ける。

「ふぅ」と一息つき、辺りを見回す。

すると近くに女の子が座っていた。

まだ少女のようだ。

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