あやまりきれない
「あつい、しぬ」
「生きてんじゃん」
友人が隣で歩きながら、笑った。豪快すぎて、太陽の光を跳ね返しているようだ。
「……例えだ」
「良かった!」
走り去る友人の背中は、震えが収まっていた……ごめんな、もう消えないから。お前の元から、絶対。
友人のトラウマは、今年中に治せるだろうか……。
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