襲撃
今年は、特に蚊が飛び交っている。だから、蚊取り線香を縁側でつけた。一筋の煙が、夜闇に浸透していく様を座って見つめた。すると、煙が突然消えた。消えるのが、早いな。蚊取り線香に近づいてみると、燃えた先端に蚊の焦げついた死骸が、びっしりとついている。
背後で、無数の蚊の羽音が聞こえた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます