第5話




解っています知れたら戦争になるでしょう!

私や、ユージンも巻き込まれて命を狙われるかも知れない、でも何だかモヤモヤしていてダイアナ王女はまだユリアス王太子殿下を愛してる?



ダイアナ王女の部屋は王太子殿下の部屋から、かなり離れた客間です。



深夜、何故知ったのかダイアナ王女はユリアス王太子の部屋に入ろうとして見張りの警備係が捕まえて暫くの間ネイビー公爵令息の屋敷に監禁処分されていました。



屋敷、敷地内では自由に出来たのですが、それ程不自由はしていないでしょう。



ダイアナ王女が戻ってくるまでにユリアス王太子殿下の部屋は簡単には近寄らせないよう鍵は二重に警備係は10人以上に増やしました。



ダイアナ王女が城の部屋に戻ってユリアス王太子の部屋に近寄れないので執務室に忍び込むようになりネイビーに王女の部屋の前で寝るよう頼んでいた。



ユージンが部屋に、とじ込もって居るのも飽きてきてシルビアが寝ている隙に部屋から抜け出し庭園で遊んでいると侍女が話し掛けてきた。



女性がニコニコ微笑でユージンの頬を撫でながら話し始めた。

「こんにちは、初めましてお名前は?」



「こんちゃ、ユージンといいましゅ、としはシャンシャンいでしゅ」



「もしかして、お母様のお名前はシルビア様ですか?」



「しょうでしゅよ、しってましゅか?」



「ええ、よく知ってますよ、お部屋まで一緒に行きましょうか?」



「あーい、かえりましゅう」



庭園から戻り部屋まで送って貰うと侍女から包みを渡された。



「最近お母様は、お疲れではありませんか?」



「そうでしゅう、いまもねてましゅう」



侍女はユージンの手を握り話す。

「その包みの中には元気になる薬が入ってます、お水に混ぜて飲ませてあげて下さいね」



「あーい、ありがとうでしゅう」





部屋に入るとまだシルビアは横になり寝ていた。

水差しからコップに水を注ぎ込み貰った薬を入れて混ぜた物をベッドサイドテーブルに置いてシルビアを起こした。




「おかあしゃま、やさしいジジョからもらったおくしゅりでしゅう、のんでくだしゃい」



「ユージンが、貰ってくれたの?ありがとうね」



「はーい」



シルビアは飲んで少したって、コップを落としていた。



ガシャン



「おかあしゃま、どうしまししたか?だれかよんできましゅう」



大声で皆が気付くように叫んでいた!

「おかあしゃまが、おくしゅりのんでー、たおれました、だれかー、たしゅけてください」



ただ、ただ。泣きながら助けを求め叫んでいた!そんなことくらいしか出来なかった。



あの侍女は誰だったのか?



意識不明の愛する大事なシルビアは一命は取り留めたが意識不明になっていて俺はユージンが話していた侍女を探したが行方不明だ見付け出せたら必ず処刑してやる。



ダイアナ王女は、シルビアが意識不明なので私と結婚しろと、ゴネテいたが俺にその気がないことを話し戦争なら受けてやると、レンガードル国ジョージ王に書状を出したら撤退した。



矢張思った通り本気で戦争をするつもりはなかったようだ。




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