第8話 宇宙都市にて

「疲れたな。まさか神の国がこんな所とは。みんなすまん。巻き込んでしまって・・」とコング。

「俺は平気だ。宇宙の平和ってのも、気になり出したよ」とジル。

「うん。悪いやつらが僕らの星に来ているんだね。許せない」とキュー。

「あれ、何かこっちを見ているわ」

小さい体で目が一つしかなく、緑の毛がフサフサした者がジットこっちを見ている。

「きみは誰だい?」キューが尋ねた。

「あなた達・・見たことない・・悪いことしない?」

「しないよ。僕らは味方だよ」キューが言った」

1つ目の者はニコッと笑って去っていった。

「いろいろな星の者がいるのだな」コングが言った。

「皆さん、お待たせしました。お腹は空いていませんか?いろいろありますよ」アシュタールが食事を持ってきた。

「うわ!やった。ペコペコだったよ!」キューが言った。

「食事の前にエネルギーを補給しましょう。このストローで吸ってください」

炎のような明るいエネルギーが皿の上に置いてあった。

「これをこうして」アシュタールが炎のような物をストローで吸った。

「こうするのかい?」ジルも吸ってみせた。

「おお!なんと活力が出る!」ジルが興奮した。

皆も吸ってみた。

皆も体にエネルギーが入り、活力がみなぎった。

「さあ、どうぞお食事を。お口に合うかどうか」

皆は見なれない宇宙肉や宇宙野菜を食べた。

「どうぞ、お食事が終わったら、客室でお休みを。フカフカのベッドがあります」

そう言うと、アシュタールがどこかに行った。

「僕たち、何か歓迎を受けているな」とジル。

「うむ。時間や空間をコントロールして俺達がここに来るようにしていたらしいからな」とコング。

「不思議な話。僕らがバロンをやっつけたから、見込まれたんだ」とキュー。

「さっきの宇宙エレベーターの魔物。すごく怖かった。私、足手まといにならないかな」ちいは心配した。

「ちいたんもここにいるのは意味があるんだよ。しかも、違う宇宙から来たのだから」とキュー。

「そうね。きっと私、意味あるよね」

「食事もそろそろいいや。俺は辺りを見てくる」とジル。

「僕も行くよ!」キューが立ち上がった。

 ジルとキューは辺りを探索した。

カジノのようなマシーンを置いてある部屋がある。

「いっちょやるか。キュー?」

「え!このカジノのようなやつを?」

「どうぞ。アシュタール様からお金をいただいおります。このコインを入れて遊んでください」店の人が言った。

二人はコインをそれぞれ50枚ほどもらった。

ジルはカウンターのお店の人にドリンクをもらいに行った。

「ジル。それお酒?」

「しらん。なんだろうな」


 一人の男が走っていた。

一人の宇宙人を追っていた。

男は右腕を逃げている宇宙人に向けた。

辺りが閃光し、耳鳴りのする衝撃波が起きた。

逃げていた男は倒れた。

「手間をかかせやがって」

男は相手に分析機をあて、

「よし。ギャラクシー・ケプラーc556。こんな所に銀河系のやつらが来ているとは」

男はテレパシーで仲間に知らせた。

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