第7話 襲撃
宇宙エレベーターは上昇を続けている。
時々、爆発音がなり、揺れた。
「ジリア―族、黒の魔族がここまで来たか」
アシュタールが言った。
ガゴン ガゴン
小窓から宇宙船がいくつも飛行していて、戦っているのが見える。
「あの、小惑星の形をしているのが、ジリア―族です」
「メカニカルの宇宙船があなた達のだな」とジル。
「ジリア―族は小惑星を利用して宇宙船にする技術があります」
突然、エレベーターに強い衝撃があった。エレベーターの照明も付いたり消えたりしている。
「あ!上!」ちいが頭上を指さした。
エレベーターの頭上に口が昆虫のような形をし、羽があり、グロテスクな生き物が隙間から入ろうとしていた。
「きゃあ!怖い!」ちいが怯えた。
コングはマスターブレードを握りしめた。
ジルは弓矢を構え、発射しようといている。
「ぼ、僕は風の魔法で!」キューが興奮して言った。
「待て!このエレベーターの中で風が回ったら大変だぞ」とジル。
ジリア―族はタコのような触手がたくさんあり、足を伸ばして入ってきた。
「皆さん、もうすぐ到着します!」
「早く・・着いてくれ・・」とコング。
エレベーターの速度が落ちてきた。
「もう待てん!」ジルは弓矢を放った。
ジリア―族が侵入した触手に当たり、魔物が暴れた。
「きゃあ!」
ジリア―族の魔物は侵入するのをやめ、足を引っ込めた。
エレベーターはどんどん減速し、ついに到着した。
「皆さん、急いで出ましょう」
扉は開き、皆は一斉に外に出た。
そこは大都市の町だった。
宇宙エレベーターに乗っていたジリア―族がこっちにやってきた。
噛みつこうとしている。
ジルは弓矢を2本放った。
魔物は叫んで、暴れている。
コングが数回剣で切り刻み、魔物を倒した。
魔物は紫色の血を流して、息絶えた。
「お見事!噂どおり、とても良い戦闘能力です」
「僕は何も出来なかった」キューが言った。
「キューさんの戦車の操縦能力が見事だど聞いています。宇宙船の操縦を期待しています」
「ぼ、僕が宇宙船を!?」
アシュタールの仲間がやってきた。
「大丈夫ですか?アシュタール様」
「大丈夫です。宇宙エレベーターに損傷がなにか、点検をお願いしますよ」
「さあ、建物の中に入りましょう。どうやら、ジリア―族の襲撃も終わったようです」
緑色のまりものような形をしている奇妙な生き物がちょこちょこ歩いている。
よく見ると、上が人間で下半身が馬の物もいる。
いろいろな生き物集まっている所だった。
ホールのような所に酒らしき物を提供している所があった。
「うむ。飲んでみたいな・・」とコング。
「だめよ!コングはお酒禁止!」
「大変なことになるからね」とキュー。
アシュタールは個室に案内した。
皆は、さすがに疲れが出て、座り込んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます