第5話

「あ~あやっちまったな。できればもう少し隠したかったが…」


母、メミにハウスの攻撃が当たりそうだったので思わず魔法を使った。

まあ、母を守れたのでいいが、できれハウス達に魔法を使えるところを見られたく

はなかった。

というのももっとレベル上がった時に奴らに強大な魔力を放ちたかった。


「それでも、奴らは何かの勘違いだと思うだろうからいいだろう。あいつら馬鹿だ

し」


ということで、今日もレベル上げのために一人修練することにした。


今回はいつもより更に森の深い所まで進むことにした。


暗雲の森と言われる所でレベルの高いモンスターがウヨウヨといる。


『グオオオオオオオオ!!』


モンスターの雄たけびが聞こえた。


「ゴーレムね…」


全身岩でできたモンスター。


「球魔」


俺は魔法の弾丸を発動した。


ゴーレムは腹に大きな穴が空き、あっけなく倒れた。


「弱っ!っていうか俺が強くなったのか」


今までは小石一つ破壊できなかった今ではご覧の通りだ。


俺がこれをハウスに向ければあいつは大怪我どころではないだろう。


「さてと、もっと鍛錬を積むか」




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