本当の本当に後語り

 どうもHaluです。


 ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。本編の最終回に寄せられた皆様からの暖かいコメントが疲れきった私の心に染み渡っています。



 さて、というわけで後語り回です。今回は珍しく重い話はしません!なるべく明るくここまでについて語っていきたいと思います!なので気になる方だけご覧になってください。


 話の内容は以下の通りです。


 ・もっとここは上手くやれたよな!って話


 ・超初期案の話


 ・1人足らねぇよなぁ!?って話


 ・ちょっとしたアフターストーリーの話



 こんな感じで語っていきたいと思いますので見てくださる方は是非とも最後までお付き合いください。すごく長いです


 そしてかなり作者の自我が出まくるので苦手な方は今が最後のチャンスですよ!



 ではレッツゴー!






 その1 

―あの部分はもっとこうすれば良かった!―



 まぁ皆様なんとなく察してるとは思いますが、楓関連ですね。楓を悪にも善にも寄せずにどちらでもいけるように進めていた結果があれです。

 以前にも少し語りましたが楓に関しては初期設定では乃愛と普通に良い感じになる予定でした。もちろんそれなりの別の苦労も生まれましたが、どこかでしっかりと改心する流れにしようかなーとは思ってたんです。


 ところが……楓の心理描写について悩んでいる内に色々と設定を追加してるとふと気づいたんです。

 そもそもラブコメの主人公って愛想振り撒くだけ振り撒いて回収しないじゃないですか!キープするだけして最終的には勝ちヒロイン以外はポイっ!鈍感なのもいい加減にしろよ!責任取れ!


 そうしたある種のラブコメ主人公に対するアンチテーゼが詰め込まれた作中で語られなかった楓周りの設定をここで2つほど。


 ラブコメの話の最後ってヒロインと付き合って終わりじゃないですか。もちろんそこに至るまでに様々な苦労があるわけです。今回のお話の舞台になった原作ゲームでも楓は乃愛が零央によって不幸な目に合わせられないように守ろう!とするわけです。

 ですが本編ではそれが無かった。零央に脅されるがまま乃愛に告白し、何の事件や葛藤や問題もなくなりゆきで付き合うことになったわけです。それに燈や栞達も別に事件に巻き込まれたわけではない(楓視点)。つまりなんたかんだ人生が上手くいってるまま。そりゃ改心する機会なんて訪れませんわ。


 そしてもう1つ。こういうゲームってある意味では転生モノだと思うんです。

 プレイヤーは前世の記憶(今の自分)を引き継いで主人公に成り代わる。プレイヤーは攻略やメタ的な選択肢を選ぶことが出来て、ヒロイン達を助けることが出来る。


 というのを「これってまさしく悪役転生モノなんじゃないか!?」って私なりに解釈したわけです。というわけで楓はプレイヤーという前世の記憶が介入してこない悪役のような設定になったわけです。


 最初からこの設定を思い付いて楓をちゃんと悪役にするつもりだったらなぁ………もっと上手く脳破壊出来たんだろうなぁ…!皆様の期待を裏切る展開になってしまったことは本当に心残りです……!いつか再チャレンジしたい……!!









 その2

―作品の最初期設定―


 実はですね。タグにハーレムつけてるくせにハーレムの予定はなかったんです。きっちりと1人を決める予定だったんですけど…………ここで悪役になった楓の話がまた入ってきます。


 結局1人を選んだらこの話の意味ねぇじゃん!って。楓との対比にしたいのにやってること変わらねぇじゃん!って。

 というわけでタグ通りのハーレム展開ですね。その展開における2人目である栞ですが、彼女の扱いも悩みました。


 実はちゃんと問題を起こすかどうか悩んでたんです。燈と付き合うことになって、栞と少し距離が空いた期間で栞が事件に巻き込まれる…的な話も考えてました。


 そこで覚悟を決めた零央がハーレムを力強く決意する……というのでも良かったのですが、更なる問題が発生します。



「零央がその可能性に気づかないか?」

 というものです。七海回でも触れましたが、零央は結構な考察好きです。そしてかなり物事を考えて込んでしまう性格でもあります。そんな零央がそんな危険な可能性に辿り着かずそのままにしておくかと悩んだ結果、あの場で栞の手を掴んだわけですね。


 この零央の心配性と栞の完璧さにはかなり困らされました。この2人が関わると問題を起こすのが難しいんです。大体のことが解決出来ちゃう!



 というかですね。七海なんて最初はにわかコスプレイヤーが相手じゃなかったんです。実は好本君が悪役側……というか竿役側だったんです。BSSを起こすのは好本ではなく楓だったわけですね。変えた理由は………あの悪魔的な地獄の設定を思い付いたからです。あれホントキッツい。誰だよあんなの考えたやつ。


 ……栞のゲームイベント今見たら多分吐きますよ。私は吐きました。もう二度と見たくないです。あれ書いたやつ誰だよバカだろ。人の心とかないんか?






 その3

―わざわざHappyEndと明記した理由―


 知ってますか?こういうゲームにはエンディングが沢山あるものなんです。そしてこの作品もマルチエンディングのゲーム世界で展開されてるので当然ございます。



 バッドエンドは知って通り原作の流れです。


 そしてハッピーエンドはメインヒロイン皆との同棲エンド。





 皆様に約束しているお話。ありますよね。


 なんか1人足らないと思いませんか!?


 真のエンディングには物足りないよなぁ!?


 ここはエロゲ世界だぞ!それに多少の法律なんて私の裁量でちょいのちょいなんだぞ!一夫多妻制だと!そんなのは何も考えてなかった初期の私が考えた設定だ!!!後付けでどうとでもしてやらぁ!



 ……ここからは細かい設定とか世界観とか倫理観とか貞操観念を捨てた人だけが見ることを許される世界です。先に断っておきますが正史はこちらです。あくまでもあっちがifになります。

 近日某サイトにて更新予定です。本編より少しだけ貞操観念が緩い零央の活躍にご期待下さい。







 その4

―アフターストーリーについて―


 今のところ予定しているものはありません。


 ですが一応考えている話として大きく2つあります。


 1つは大人になった皆のその後とそれぞれの子育て。書くとすれば基本はifの形になります。一応本編では栞が最初の母親になりましたが、話のメインになるヒロインに合わせて世界線が変わります。

 簡単に説明すると燈の話をする時は、燈が最初に子供を産んだという世界線の話になります。



 そして2つ目。好本&姫崎のお話です。姫崎に関してはかなり賛否別れるキャラ造形になってしまいました。あの娘普通に本編ヒロインに負けず劣らず闇が深いんですよね………


 なので書くとすれば本編後である文化祭後のお話になると思います。結局後夜祭はどうしたのか。姫崎の心の闇を好本は解決出来るのか。


 アフターストーリーに関しましてはカクヨムに投稿したいと思います。気長にお待ちください。







 ここまで長々と語ってしまいましたね……


 作品にこんな話を投稿するのはこれが最後になると思いますのでどうかお許し下さい。



 ここまで沢山の事がありました。



 本当に色々とありましたが……言えることは1つです。



 ほんっっっとうに楽しかった!!!


 この作品を書けて!!拙いながらも完結することが出来て!!ちょっと炎上したのも!!全部楽しかったです!!!



 性懲りもなく次回作も実はポヤポヤと考えています!!!


 なので別の作品でお会いすることもあるでしょう!!悪役転生モノではありませんが!!私の作品だなって分かりやすいモノになると思います!!



 何かご意見や質問があれば是非是非コメント下さい。答えられるものには出来るだけ答えていきたいと思います。



 ではまた。いつかどこかで。

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