Lesson8 名詞の特殊な複数形(不規則変化)・一般動詞

前回までの名詞についてのエピソードで、特殊な複数形について説明するのをすーっかり忘れていました。

申し訳ないです……。

今回はそこから始めたいと思います。

大丈夫、すぐ終わりますから。


【名詞の特殊な複数形(不規則変化)・一般動詞】


◇名詞の特殊な複数形(不規則変化)

通常、普通名詞の複数形は規則的に s または es が付くという変化なのですが、中には不規則に変化するものがあります。

[不規則変化の複数形の例]

woman → women(女性)

man → men(男性)

child → chirdren(子供)

foot → feet(足)

tooth → teeth(歯)

mouse → mice(ねずみ)

ox → oxen(雄牛)

crisis → crises(危機)

formula → formulae(解決策・数式)

これ、いちいち覚えるしかありません。

難易度が高い大学の入試だと、しれっと長文読解問題に「formulae」とか出てきて「はにゃ?」ってなりそうだよなぁ……と思ったりします。

語彙力は参考書や辞書などを味方につけて鍛えましょう。



[動詞とは]

おさらい。

動詞は物事の動作・作用・存在を表す言葉で、基本的にSVOCMのVとCになれるものです。

(本当は何にでもなれるのですが、裏技的コスプレをしないといけないので、今は触れません)

日本語だと語尾が「ウ段」で終わるもので、英語では、be動詞と一般動詞に分類されます。

ここではbe動詞はちょっと置いといて、先に一般動詞の説明から入ります。


一般動詞には大きく分けて自動詞と他動詞がありますね。

自動詞は目的語がいらない動詞です。

他動詞は目的語が必要な動詞です。



◇一般動詞

go(行く)、see(~に会う・~を見る)、paint(~を描く)、cook(調理する)、wash(~を洗う)などの単語です。

上に挙げた単語は全て原型で、主語や時制などに合わせて変化します。

[活用の例]

paint - painted - painted

原型 - 過去形 - 過去分詞形と変化しています。

ed が付いているのは、過去形と過去分詞形です。

※過去形などの時制についてはのちほど説明します。


また、動詞は主語によって形を変えることもあります。

教科書によく載っていると思われる play を例に挙げましょう。

[例]

I play piano everyday.

私は毎日ピアノを弾く。

I=S、play=V、piano=O、everyday=Mの第三文型です。

過去や未来などではなく現在のことを言う場合は、基本的に動詞の原型を使います。


なお、この場合の「piano」は不可算名詞です。

私が弾くピアノはピアノ教室のものかもしれないし、学校の音楽室のものかもしれないし、自宅のピアノかもしれないし、はたまた駅や施設などに設置されている街角ピアノかもしれません。

こういう、「どのピアノか」を特定しない場合は不可算名詞として a や the は付きません。

ただ、piano を可算名詞として

I play the piano everyday.

と言うこともできます。

この場合は the が付いているので、特定のピアノを指します。


……余談でした。脱線してすみません。

気を取り直して、主語によって形が変わる動詞について。


He plays piano everyday.

彼は毎日ピアノを弾く。

He=S、plays=V、piano=O、everyday=Mの第三文型です。

I が He に変わっただけですね。

でも play を原型で使うことはできません。

末尾に s を付けないといけないんです。

これが!あの!三単現の s とかいう訳わかんねえやつです!(私怨たっぷり)

何か知らんけど、主語が三人称の he や she や Caroline(人名)なんかだと、動詞が変化して s が付いちゃうんです。

ちなみに they(彼ら)には付きません。「彼ら」、つまり主語が複数だから。

主語が I とか you ではない三人称で、一人(一つ)だけで、過去形とかではなく現在形の場合のみ、s を付けないといけないんです。

ご理解いただけましたでしょうか。

ちなみに中学校一年生の私には理解できませんでした……バカだったのでね……。


三単現の s についてはとにかく s を付ければいいんですが、少々特殊な変わり方をする場合がありますので、説明しておきます。


・基本

動詞の末尾に s を付ければOKです。

[例]

play → plays

paint → paints

eat → eats

drink → drinks

run → runs


・動詞の末尾が「-s・-x・-sh・-ch・-o」の場合

動詞の末尾に es を付けます。

[例]

miss → misses

fix → fixes

wash → washes

teach → teaches

go → goes


・動詞の末尾が「子音+ y」の場合

y を i に変えて es を付けます。

[例]

study → studies

fly → flies

carry → carries

cry → cries

※play など、母音+ y の場合は s を付ければいいだけなので当てはまりません。

 子音+ y のみに適用されます。


こんな感じで、s を付ければいいだけの場合と es を付ける場合、あとは末尾の y を i に変えて es を付ける場合があります。

規則的なので、覚えておきましょう。


[おさらい]

主語が三人称の単数(he、she、Christopher、it など)で、現在のことを言う場合は一般動詞を原型で使うことはできません。

末尾に s を付けます。

動詞の形によっては es を付けたり、末尾の y を i に変えて es を付けたりしないといけません。


え? おさらいまでしつこい?

しつこくなりますよーっ!

だって私ここでつまずいたんだもん!(私怨たっぷり)


失礼しました。

次回は、動詞の時制かな……たぶんもう、時制に入ってもいいはず。

時制楽しいよ! 私は好き!


ではみなさま、ごきげんよう。

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