Lesson9 一般動詞の現在形・過去形

現代ファンタジーや現代ドラマにかまけていて、前回の更新から16日も経ってしまいました。

長く間が空いてしまって申し訳ないです。

今回は一般動詞の時制について説明します。

be動詞、オマエの出番はそのあとだ。

時制は日本語にもありますが、英語の方が厳しい印象ですね。

日本語は曖昧なので。


【Lesson9 一般動詞の現在形・過去形】

すみません、前置きが長くなってしまうのですが、ここで一つお伝えしておかないといけないことがあります。

動詞の変化の法則って、例外が多い部分なんです。

文法というものは例外が付きものですが、英語の場合は動詞の活用についての例外が特に多い気がします。

そこでまた辞書の出番です。

例えば、辞書で「eat」という単語を引いてみると、活用まで載っています。

現在形 - 過去形 - 過去分詞形、eat - ate - eatenですね。

あ、WEBの無料辞書にはお気を付けください。

しれっと誤った情報が載っている可能性があります。

お持ちでしたら、紙の辞書が一番お手軽じゃないかなと思います。

では、現在形・過去形・過去分詞形などを含めて、動詞の時制を説明します。

※これまで発音の説明はしていませんでしたが、これからは発音についても、必要と思われる分だけ説明します。


一般動詞の時制には大まかに分けて、現在形、過去形、未来形、現在完了形、過去完了形、未来完了形があります。

更に各時制に、進行形も加わります。

一つずつ説明していきます。


◇現在形

「~する」という、現在、今のことを表します。

一番ノーマルな形で、基本的に動詞の原型を使います。

が、前回説明したとおり、主語が三人称で単数の場合は動詞の末尾に s や es が付いたり、y を i に変えて es を付けたりしないといけません。

はい、ここでおさらいです。

しつこいですか? いいですよね?

日本人全員が三単現の s で惑うことがなくなりますようにという願いを込めてますから☆


・三単現の s

基本は、動詞の末尾に s を付ければOKです。

[例]

play → plays

paint → paints

eat → eats

drink → drinks

run → runs


・動詞の末尾が「-s・-x・-sh・-ch・-o」の場合

動詞の末尾に es を付けます。

[例]

miss → misses

fix → fixes

wash → washes

teach → teaches

go → goes


・動詞の末尾が「子音+ y」の場合

y を i に変えて es を付けます。

[例]

study → studies

fly → flies

carry → carries

cry → cries

※play など、母音+ y の場合は s を付ければいいだけなので当てはまりません。

 子音+ y のみに適用されます。


こんな感じで、s を付ければいいだけの場合と es を付ける場合、あとは末尾の y を i に変えて es を付ける場合があります。


……思い出していただけましたでしょうか。

ダイジョブ?

んじゃ次いきます!



◇過去形

「~した」「~だった」という過去のことを表します。

基本は動詞の規則変化として、原型の末尾に ed を付けます。

[例]

paint → painted

walk → walked

call → called

help → helped


しかし、単純に ed を付けるだけではダメな動詞もあります。

以下に説明します。


・動詞の末尾が「e」の場合

ed ではなく d のみを付けます。

(e は2個もいらないからというシンプルな理由らしいです)

[例]

arrive → arrived

like → liked

smile → smiled


・動詞の末尾が「子音+ y」の場合

y を i に変えて ed を付けます。

(三単現の s と似ています)

[例]

study → studied

fly → flied

carry → carried

cry → cried


・動詞の末尾が「短母音+子音」で終わり、かつアクセントが短母音の直前にある場合

子音の文字を2個重ねて語尾に ed を付けます。

短母音とは、伸ばさないで発音する母音です。

「あ」「い」「う」「え」「お」。

発音記号で書くと母音の直後に「:」が付いていないモノですね。

例えば「stop」は発音記号だと「stάp」などなど。

[例]

stop → stopped

hop → hopped

drop → dropped


なお、「母音+子音」という作りの単語でも、「長母音+子音」「二重母音+子音」「末尾直前以外にアクセントが来る」については当てはまりません。

字面では似ているようでも、発音上は全く別物なのです。


長母音とは、伸ばして発音する母音です。

「あー」「いー」「うー」「えー」「おー」。

発音記号で書くと母音の直後に「:」が付いているモノです。

例えば「heat」は発音記号だと「híːt」などなど。


二重母音とは、「あう」「おう」「えい」など、2つ重ねて発音する母音です。

発音記号で書くと母音が「əu」「oʊ」「eɪ」となっているモノです。

例えば「play」は発音記号だと「pléɪ」などなど。


日本語だと最近何でもかんでも平坦発音すればいいという腹の立つ風潮でアクセントは重要視されていませんが、英単語はアクセント命です。

例えば「information(情報)」という単語は発音記号で書くと「ìnfɚméɪʃən」となります。

この発音記号の「´」という小さな左下向きの点が付いている母音にアクセントが来ます。

「information」はいんふぉめいしょん、「め」にアクセントが来ます。

これらを踏まえて。

以下の[当てはまらない例]は子音を2つ重ねず、普通に ed を付けるだけで過去形になります。

[当てはまらない例]

・長母音+子音

heat → heated

cheat → cheated

heal → healed

treat → treated

・二重母音+子音

play → played

rain → rained

fail → failed

blow → blowed

・動詞の末尾が「短母音+子音」で終わるが、末尾直前以外にアクセントが来る

listen → listened

cover → covered

visit → visited

follow → followed


はい、ed を付けるタイプの動詞の過去形について説明しました。

単純に ed を付ければいいわけではない、まあちょっと三単現の s みたいに面倒な単語もある、くらいでしたね。

ではこれから、 ed を付けるタイプではない動詞をご紹介します。

冒頭でちょっとだけ説明した eat とかですね。

動詞の不規則変化といいます。

[不規則変化の動詞の過去形の例]

set → set

cut → cut

meet → met

have → had

run → ran

come → came

本当はもっともっとたくさんあるのですが、ひとまずこんなところでしょうか。

不規則変化については、いちいち覚えるしかありません。

語彙力は辞書(以下略)。

学校だと、例えば

eat - ate - eaten

run - ran - run

みたいに、現在形 - 過去形 - 過去分詞形とセットで覚えたと思います。

ここでは過去分詞形をまだ説明していないので載せていませんが、セットで覚えちゃうのが一番いいと思います。

辞書(以下略)。


今回ちょっと文字数多くなりましたね……すみません。

次は、現在形と過去形を使った文章を例に挙げて説明していきますね。

またSVOCMやりましょうね。(SVOCMと時制大好き)

がんばります。

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