Lesson5 普通名詞
少しお休みしてしまい、申し訳ありませんでした。
これからは、名詞の説明のあと◯人称と一般動詞に入ります。
文の構造であるSVOCMと五つの文型を覚えたら、もう英文法の骨格は出来ているも同然。
あとは肉付けをすることになります。
「肉」に当たる大きなポイントとして動詞の変化を含め、否定文・疑問文や現在・過去・未来などの時制について説明していきたいと思っています。
まずは動詞……といきたいところなのですが、英語の動詞って、主語の種類(◯人称・単数/複数)や時制(現在・過去など)によって変化することが多い品詞なんです。
そこで、変化する理由の一つである主語の種類についての説明が必要ということに。
主語は名詞でできているので、名詞について理解していないと、動詞の活用の部分で「はにゃ?」となってしまうんです。
名詞にはいくつか種類があると、Lesson1品詞のエピソードでお伝えしましたね。
文法上では普通名詞、固有名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞に分かれています。
最初の普通名詞が一番ボリュームがあります。ご覚悟を!
※名詞に付き物のめんどくs げふん……冠詞については、のちほどまとめて説明します。
なお、
母音= a、i、u、e、o
子音= a、i、u、e、o 以外のアルファベット
を前提とします。
発音については英会話範疇なので、必要な箇所以外では触れません。
(気になる方はご質問ください。発音記号付きで返信します)
【Lesson5 普通名詞】
普通名詞は、一般的な物の名称を表す言葉です。
[例]
doll(人形)、chair(椅子)、apple(リンゴ)、way(道・方法)など。
モノが一つの場合は文法用語で「単数形」と言います。
単数形は形が変化しません。
物が二つ以上になると「複数形」と言います。
複数形は形が少し変化して、末尾に s が付きます。
[例]
doll → dolls
apple → apples
way→ ways
boy → boys
つまり、one doll、two dolls、three dolls ……となります。
ただし、末尾のアルファベットが「s / z / sh / ch / x」「子音+ o」「子音+ y」「f または fe」の場合は、単純に s が付くわけではありません。
一つずつ説明しましょう。
・末尾が「s / z / sh / ch / x」の名詞が複数形になると、s ではなく es が付きます。
[例]
bus → buses(バス)
waltz → waltzes(円舞曲)
dish → dishes(皿・料理)
church → churches(教会)
box → boxes(箱)
・末尾が「子音+ o」の名詞が複数形になると、s ではなく esが付きます。
[例]
hero → heroes(英雄・勇士)
potato → potatoes(じゃがいも)
・末尾が「子音+ y」の名詞が複数形になると、y が i に変わり、esが付きます。
[例]
city → cities(街)
candy → candies(飴)
fry → fries(揚げ物)
・末尾が「f または fe」の名詞が複数形になると、f が v に変わり、es もしくは s が付きます。
[例]
shelf → shelves(棚 es が付く)
knife → knives(ナイフ s が付く)
leaf → leaves(葉 es が付く)
といった感じで、末尾のアルファベットによっては s でなく es が付いたり、y が i に変化したりします。
one potato、two potatoes、three potatoes ……ですね。
規則性があるので、その規則さえ覚えておけば大丈夫です。
しかし、上記の規則が通用しないものがあります。
文法用語で「
単数でも複数でも形が全く変化しない、s や es がいらない名詞で、大きく分けて下記の定義で分類されます。
・群れ単位で扱われる動物や魚
・発音上の区別がつきにくい語、発音が面倒くさくなる語
・比較的新しい外来語
・craft、末尾に craft が付く名詞
一つずつ例を出していきましょう。
・群れ単位で扱われる動物や魚
[例]
fish(魚)
sheep(羊)
salmon(鮭)
・発音上の区別がつきにくい語、発音が面倒くさくなる語
[例]
Japanese(日本人)
series(シリーズ)
means(手段)
・比較的新しい外来語
[例]
sushi(寿司)
sukiyaki(すき焼き)
tempura(天ぷら)
yen(円)
・craft、末尾に craft が付く名詞
[例]
craft(船舶)
aircraft(飛行機)
spacecraft(宇宙船)
hovercraft(ホバークラフト)
上記に挙げた名詞は全て、複数でも形が変わりません。
one sheep、two sheep、three sheep ……というように。
あ、寝ないでください。
ただし、fish については複数形の es が付いて「fishes」になる場合があります。
魚が一種類だけの場合は fish、魚が二種類以上いる場合は fishes です。
Fish are swimming in the tank.
魚が水槽で泳いでいる。(魚が複数いるけど一種類だけ)
Fises are swimming in the tank.
魚が水槽で泳いでいる。(魚が二種類以上いる)
魚が百匹いても、全部アジなら「fish」。
魚が二匹しかいなくても、アジとイシダイなら「fishes」です。
英語の名詞は時代や使い方で変わっていくことが多い品詞です。
もしかしたら fish も、二種類以上いる場合にも fishes と言わなくなるかもしれません。
単複同形名詞の規則性については、日本人の感覚が当てはまりにくいものとお考えください。
羊とか鮭とかは、群れてるイメージがあるからわかる。でも何で「craft」が?「sushi」だって一個二個って数えればいいのに。
って思いません? 思いますよね?
そういう感覚で覚えられないんです……。
でも私たちには、辞書という強い味方がいます。
これは単複同形名詞なの? それとも普通に s が付くもの? という答えは、辞書が知っています。
辞書を引きましょう。
(WEBの英文法や英単語を説明しているサイトには時々ウソが載っています。ご注意ください)
次回は他の名詞の種類について説明します。
その次は可算名詞と不可算名詞、次に冠詞かなぁ、たぶん。
説明文をがつがつ書いてはいるのですが、公開する順番で迷っています。
何とかわかりやすくお伝えしたいので、がんばります。
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