Lesson1 品詞
【Lesson1 品詞】
品詞とは、単語を形態と働きによって分類した種別のことです。
Googleさんがそう言っていました。
その中でよく使われるものをピックアップして簡単に説明します。
わかっているつもりでも読んでおきましょう。
品詞はとても重要です。
大丈夫です、簡略化しておくのでご心配なく。
と、すみませんが、まず「修飾」という言葉について軽く説明をしておきます。
文法用語では、「修飾」は意味を足すという意で使われます。
修飾に使われる言葉を「修飾語」と言ったりもします。
日本語でも同様です。
例えば「こそこそと話す」、この「こそこそと」は「話す」を修飾しています。
どんな様子で話しているのか、「話す」に意味を足している修飾語です。
例えば「昨日借りた本」、この「昨日借りた」は「本」を修飾しています。
どんな本なのかと、「本」に意味を足している修飾語です。
例えば「不細工な第二王子殿下」、この「不細工な」は「第二王子殿下」を修飾しています。
どんな第二王子殿下なのかと、「第二王子殿下」に意味を足している修飾語です。
え? 不細工な第二王子殿下なんていない?
んー、ちょっと異世界恋愛読みすぎですね。戻っておいで。
「修飾」についてはおわかりいただけたでしょうか。
では品詞の説明をします。
◇名詞
物事の名称を表すもの。
大きく分けて普通名詞、固有名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞があります。
普通名詞はbag(袋)、doll(人形)、chair(椅子)などの一般的な物の名称を表す言葉です。
固有名詞は人名、地名、建物名など特定の物や人、場所を表す言葉です。
集合名詞、物質名詞、抽象名詞についてはちょっと説明が長くなるので今は無視して進めていって、必要になったら説明する予定です。
◇動詞
物事の動作・作用・存在を表す言葉。
日本語だと語尾が「ウ段」で終わるものです。
英語では、be動詞と一般動詞に分類されます。
一般動詞には大きく分けて自動詞と他動詞があります。
自動詞は目的語がいらないもの。
例えばsmile(微笑む)、smoke(喫煙する)、walk(歩く)など。
他動詞は目的語を必要とするものです。
例えばread(◯◯を読む)、write(◯◯を書く)、paste(◯◯を貼る)など。
他動詞は「◯◯」の部分の目的語がないと意味が成立しません。
※be動詞はもっとあとの方で説明します。
◇形容詞
物事の形や性質、状態などを表すもの。
名詞を修飾します。
日本語の「イ段」で終わる形容詞と「~たる」「~なる」「~な」で終わる形容動詞の両方を含みます。
また、和訳すると「~のある」「~している」などと日本語の形容詞・形容動詞の形になっていないものもありますが、英語ではとにかく性質・状態を表していれば形容詞になります。
例えばcute(かわいい)、fluent(流暢な)、sticky(ねっとりしている)など。
厳密に言えば英語での形容詞にもいくつか種類があるのですが、ここでは無視します。
◇副詞
動作や状態を修飾するもの。
動詞・形容詞・他の副詞を修飾します。
例えばslowly(ゆっくりと)、often(頻繁に)、very(とても)など。
◇前置詞
名詞の前や動詞の後ろなどに置いて名詞句・形容詞句・副詞句・動詞句を作るもの。
節の後ろに置いて修飾節を作ることもあります。
例えば at、to、in、down、about など。
◇助動詞
動詞の意味を助けるもの。
通常、動詞の前に付きます。
will(~だろう)、can(~できる)、must(~しなければならない)など。
◇接続詞
単語と単語、句と句、節と節を繋ぐもの。
通常、単語と単語、句と句、節と節の間に入ります。
節で使う場合は、文頭に来ることもあります。
各品詞の説明は以上です。
単語と句と節については次のエピソードで説明します。
以下、修飾逆引き。これも重要です。
[修飾逆引き説明]
・名詞を修飾できる品詞は形容詞
・動詞を修飾できる品詞は副詞
・形容詞を修飾できる品詞は副詞
・副詞を修飾できる品詞は副詞
・前置詞は何かの単語と合わさるだけのオマケ的なヤツ
文ってこれらの品詞でできているんです。大体は。
他に間投詞や感嘆詞、冠詞、疑問詞などもあります。
でもここではいちいち取り上げての説明はしません。
各Lessonで必要になったらなるべく簡単に説明するつもりです。
※本当は冠詞は重要なのですが、文の構成から入るので「そういえば a とか an とか the とかあるよねー」くらいの認識でOKです。
はい、品詞について簡単に説明しました。
「もう知ってるよ!」的なことだったと思いますが、重要なんですよ~。
では次のエピソードへ。単語・句・節について説明します。
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