第4話 苦悩のすえの景色

また夏の話になるが、四年前キャンプに行った。

しかしそのキャンプ場は水はけが悪く私達が泊まったテントが水没してしまった。

着ていた服や荷物が濡れてしまい翌日みんな大急ぎで外に干した事がある、食器やリュックサックはまだいいが着替えの大半が泥水で汚れてしまった子が何人かいた。

私もそのうちの1人だか薄めのカーディガンだけが濡れただけだったからそれだけを持って近くの川へ皆で洗いに行った、愚痴をこぼしながら、この汚れが落ちるのかの不安を言いながらみんなで励まし合った。

川はとても透き通っており昨日まで泥水があったとは思えないぐらいだった。

カーディガンを少し擦るとすぐ泥は落ちたため川で遊んでいた、太ももまだ入ることができたためおちゃらけ合う人もいた。

男子友達と一緒に下流の方へ行ってみた、岩に苔が生えておりそれに滑った男子は川にドボンッと音を立てて落ちた、川に落ちたことで萎えたのか乾いた服を着てまた戻ると言い上に戻った。てことで1人で行くことにした、下に行くにつれ自然が溢れる川と木々だけになって行った。

少し歩い他ところに腰掛けられる岩があったのでそこで彼を待つことにした、木陰になっていて少し涼しかった。葉っぱの隙間から差し込む太陽の光が川に反射してキラキラと光っていた、この景色を見れたのは本当に運が良かったのだろう。

また見たいと思うがそれが叶うかどうかわわからない。

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