第4話
ダダダダダダ。
ヤマネコが駆けていた。
その先には子供の鹿が走っていた。
ガブッ。
やがて追いついて子の鹿をかみ殺した。
そして食った。
その後、歩いていたら地がフニャッとへこんだ。
「?」
次の瞬間、大地が崩れた。
「!」
ヤマネコはとっさに穴の縁に捕まって落ちずにすんだ。
下を見ると底には槍が突き出していた。
これはあの人間が掘った落とし穴だった。
山猫は一生懸命もがいてどうにかこうにか地上に出られた。
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