9日目 ゲリラ
ぴーんぽーんぱーんぽーん
ご来場のお客様にお知らせします。
今回のお話はゲリラ要素が強めです。
お食事中の方、またはこれからお食事をされる方は、お食事を済ませてからお読み下さいますようお願い申し上げます。
ぴーんぽーんぱーんぽーん
こんばんは。ゲリラタソです。
皆さんは月に何回ぐらいゲリラしますか?
タソは、もうかれこれ半年ぐらいゲリラです。しかも、腹痛を伴わないゲリラですので、油断してると、オナラした時にゲリラが漏れます。
だからタソはオナラを我慢します。
タソは便秘の恐ろしさを知っているので、便秘するぐらいならゲリラでもいいと思っています。
でも、今日のゲリラはひどいです。
もう5回ぐらいトイレ行きました。
タソのデリケートホールは限界です。
ヒリヒリする。
しかも今日のゲリラは酸性なのかアルカリ性なのか、刺激に弱いデリケートホールが腫れています。
痛いです。
まだ処女なのに。
これ、なんか塗り薬塗った方がいいのでしょうか。フェミニーナ軟膏だっけ? あ、これ調べたらマ〇コ用でした。
タソはマン〇はありませんが、たまに〇ンコ部分が痒くなります。
なんでしょーね。穴でも開くのでしょうか。
タソは中学一年生の頃、どうして女の子に生まれてこなかったのか悩んだ時期がありました。
当時の身長は142センチ。
小学校では背の順に並ばされるので、いつも先頭でした。
家では、特に父親に「もっと食え!」とか、「男らしくねえ!」とか言われて、食っては吐き、頭を叩かれては泣き、辛い時期を過ごしたのを覚えています。
母親からも、「タソは赤ちゃんの時からそう。おっぱい飲んでもすぐ吐く。お母さん悲しい」
タソはもっと悲しかったです。吐くということは、もう入らないんです。体の大きな兄と同じにしないで頂きたい。
華奢で小さいタソは、いっそ女の子だったらよかったのにと思いました。
でも恋愛対象はちゃんと女の子で、好きな子は学校で1、2を争う美少女でした。
話したこともなくて、ただ、遠くから見て「可愛いなあ」と思うことが多かったです。
そんなタソは、中学二年生で人生の転機を迎えます。
身長が一年で15センチも伸びたのです。
これは牛乳を1日1リットル飲んでいたことと、バレーボール部に入っていたことが要因だったと思います。
今でも太ももや腰に「肉割れ」と呼ばれる、骨の成長に肉の成長が追いつかない妊娠線のようなヒビ割れの痕が残っています。
特に背中は、まるで鞭で叩かれたような傷跡のように見えて、これを見つけた母親は、学校でイジメに遭っていると勘違いしたとか。
それと丁度同じ時期に、「脱・丸坊主」の風潮が世間で強まり、タソの中学校も長髪が許されるようになりました。
一気に色気づく男子。
スポーツ刈りや「ギバちゃんカット」が流行。
フフ、知ってる? ギバちゃんカット。
当時の柳葉敏郎さんが前髪を立てた短髪にしてて、めっちゃカッコよかったのです。
タソはもともと前髪が上がっていて、短髪にすると、何もしなくてもベッカムみたいになります。
顔立ちも日本人離れしていて、歴史の教科書に載っていた「ネパールの人達」の写真に自分そっくりな男の子が写っていたぐらい、ネパール顔でした。
過去に「似ている」と言われた芸能人は、名倉潤、氷川きよし、つんく、で、「つんくは似てねーだろ……」と思うのですが、全く関係のない複数の人から言われたので、似てるんでしょうね。
そんなタソは、第一次モテ期に入りました。
やはり女性はある程度、身長が高い男性に惹かれるようで、身長が175センチに達したタソは、周囲の女の子たちの視線を感じるようになります。
でも、心がお子ちゃまのタソは、終始ベッタリな女の子「かりんちゃん」の気持ちにも気付かず、昼休みは机でお昼寝、部活が終わればゲームしたくて速攻で家に帰るという日々を送っていました。
ちなみに、かりんちゃんは、お昼寝中のタソの髪の毛をいじくるのが好きで、勝手にヘアピンを付けたり、ヘアゴムで髪を結んだりしていました。
ラブレターを貰っても、チョコを貰っても、???なタソは、結局、高校を卒業するまで、誰とも付き合いませんでした。
かりんちゃんは、タソと同じ高校を受験してまでタソを追いかけたのですが、タソは「あれ? 同じなんだ」ぐらいにしか思っていませんでした。
鈍感な男は嫌われるぞ。
今のタソだったら、5人は食ってたな。
あ! いま思い出した!
タソは電車で痴漢に遭ったことがあります!
田舎の電車は運行本数が少なくて、通勤電車は満員なのです。
当時高校一年生だったタソは、両手で吊り革を握って、痴漢と間違われないように気を遣っていました。
すると、前にいた女性が、背中を向けていたのですが一歩下がって来たので、お尻が自分の太ももに当たりそうだったタソは、慌ててそれに合わせて一歩後ろに下がりました。
ですが、女性はさらに一歩お尻を突き出して来て、もう後ろに下がれないタソは、ふわふわのお尻が太ももに当たる感触に興奮してしまいました。
タソの暴れん棒が硬くなった時、なんと女性は自分の腰を暴れん棒に押し付けてくるのです。
明らかに「当たっている」のがわかるはずなのに、女性はさらにグリグリとタソを刺激し、ついには少し背伸びをしてまでお尻を押し当ててきました。
いま思えば、明らかに痴女の犯行です。
当時のタソは、どうしたらいいかわからず、ただただ、なすがままでしたが、今のタソだったら挿入待ったなしですね。
皆さんも痴女には気をつけてください。一歩間違えば、彼女たちは被害者面して痴漢被害を訴えるでしょう。
タソの場合は正真正銘の痴女だったようで、水戸駅に着いたら何もなかったように電車を降りて行きました。
あ、またゲリラの予兆が……
今日はちょっと長くなってしまいましたね。
ここら辺にしときましょう。
「バイバイ♪ ありがとーさーようならー♪」
知ってる? フフ。
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