第12話 手加減のさじ加減が分からなさすぎる男
「うおおおおおお! やっちまえ!」
「貴族がなんだ! 冒険者を舐めるなよ!」
「俺が許す! 貴族野郎を殺せ!!!」
決闘を観戦するために集まった男たちが、耳が痛くなるほどの怒声を俺へと叫ぶ。人生の中でここまで誰かに熱烈に応援されたことなどあっただろうか。
「ふん。そうやって傷の舐め合いばかりしているからいつまで経っても雑魚なのだ。ユウタだったか、貴様もそう思うだろう?」
「さて。どうだろうな」
目の前に立つ男、貴族のゴルガンが目線と言葉で俺に同意を求めてくる。悪いが、お前の言葉にまともな返事をしている余裕はない。
俺は今、このあまりにも悪目立ちしている状況をどうやって切り抜けるのか、そのことで頭がいっぱいなんだ。だから話しかけてくるな。
奈落の街の冒険者ギルドには訓練場が併設されている。
小学校のグラウンドよりも更に広く、周囲が巨大な塀で囲われた場所だ。冒険者たちは、日夜ここで戦闘訓練を行い、ダンジョンでの過酷な戦闘に備えているのだ。もっとも、真面目に訓練を行っているのはごく一部の真面目な冒険者に限るわけだが。
普段、ひと気があまりない場所。つまり誰かを巻き込む心配の薄い、決闘におあつらえ向きの場所だ。
「さあて、それじゃあ決闘のルールを決めようではないか。と、その前に。お前にとって、悲しいお知らせがある」
「おいおい今度はなんだよ」
「実はな――回復魔法を使えるギルド職員が急用で帰ったらしくてな」
冒険者ギルドには、回復魔法を使える職員が最低でも一人駐在している。訓練中、誤ってケガをしてしまった冒険者を治療するのが主な仕事だ。決闘や喧嘩で傷を負った冒険者の治療もその職員の担当となる。
そいつがいないということは、つまり――。
「ヤバいな……」
「はっはっは。なんだ? 怖気づいたのか? 無理もない。ケガをしても治してもらえないなんて、貴様のような意気地なしにとってはさぞ恐ろしいだろうな。決闘を辞めるなら今のうちだぞ?」
ああ、震えるほど怖いよ。
うっかりこいつに致命傷を与えてしまったら誰も治せる奴がいないなんてな。
決闘自体は合法だが、相手を殺してしまうのはさすがにアウトだ。それをすれば、ギルドカードをはく奪されてしまうし、場合によっては牢屋行きだ。
そういえばこいつ、さっきギルド職員に金貨を握らせていたような。
ははあ、なるほど。俺への嫌がらせのために、職員に金を払って帰ってもらったのか。なんと性格のひん曲がった男だろうか。
「さて、そろそろ決闘のルールを決めてしまおう。外野の負け犬どもを手早く黙らせてやりたいんでな」
「ルールは俺に決めさせてくれないか? そっちは俺よりもランクが上なんだ。ハンデをくれ」
「いいだろう。好きに決めていいぞ」
「俺としては、なるべく穏便に試合を終えたいと思っている」
「はっはっは! そうだろうな。なるべくなら少ない痛みで負けたいよなぁ?」
「穏便に決着をつけるため――先に心臓を貫かれた方の負けにしよう」
「なに!? 貴様頭がおかしいのか!?」
「……? どうしたんだそんなに驚いて。心臓を突かれたって別に死ぬわけじゃないだろうに」
「死ぬだろバカ! 貴様には常識や知識がないのか!?」
なに!? Bランクの冒険者は心臓を貫かれたら死ぬのか!? 弱すぎだろ……。
「なんだその驚愕の表情は! 俺をバカにしてるのか貴様!?」
そうか、そうだったな。普通の人間は心臓が駄目になったら死ぬのだった。ダンジョンでの戦いで、その程度の軽傷は数えきれないほど負ってきたらつい忘れていた。
「すまない。ちょっとした思い違いだ。決闘のルールを変更してもいいか?」
「いいに決まってるだろ。お前の命などどうでもいいが、冒険者としての人生が終わるのは勘弁だからな」
「ありがとう。それでは、先に有効打を一撃当てた方が勝ちでどうだ?」
「今度はまともなルールのようだな。よし、それで決まりだ。ほかには何もないな?」
「ない」
「くっくっく。つまり、俺は普段の装備を使ってもいいんだな?」
「いいぞ。その代わり、俺も使わせてもらうが」
「後悔するなよ」
ゴルガンは、ニヤニヤとした意地の悪い笑みを浮かべながら、周囲に見せつけるように腰の剣を抜いた。
「この剣はただの剣ではない。魔剣だ。そんじょそこらの数打ち物とは別物の切れ味だ。もちろん、貴様の粗末な皮鎧などなでるように切り捨てることができる」
「そうか」
「腕や足を失い、冒険者を続けられない体になっても俺を恨むなよ?」
「ああ、分かった。そろそろ決闘を始めよう。周りの連中が早く始めろとうるさいことだし」
「ふん。その落ち着いた態度、気に入らないな。俺の発言がブラフだとでも思っているのか? まあいい。貴様の体に現実を叩き込んでやるまでだ。俺の積み重ねてきた努力を思い知れ、無能男」
決闘の審判を買って出てくれた酔っ払いの冒険者が、試合開始の合図を盛大に叫ぶ。それと同時に、俺はエビラーニャを抜きゴルガンへ向かってゆっくりと駆けだした。
一方、ゴルガンは棒立ちのままだ。剣を正面に構えはしているが、それだけだ。まずは、俺の攻撃を受けるつもりらしい。
こちらの攻撃を完璧にいなすことで、周囲や俺に自身の実力を見せつけるつもりなのだろう。
『エビラーニャ、頼みがある』
『なあに』
『ヤツに刀身が当たる瞬間、衝撃波を出して派手に吹き飛ばしてくれないか?』
『いいよ。あの人間の血は薄くてマズそうだからね』
『くれぐれも殺さないようにな』
『分かってるって。その代わり、あとで刃を磨いてよ?』
『……考えておく』
この決闘は、絶対に負けられない戦いだ。アコラが俺の勝利を望んでいるからだ。
先ほどから、アコラからの念話がうるさいほどに聞こえてくる。その内容はすべて「負けることは許さない。絶対に勝つこと」とかそんな感じだ。
魔剣を使って本気で叩き潰して、と言われたときは、やはりアコラに隠し事なんかできないと思った。しかし、アコラから『魔剣』というキーワードが聞こえたことで、俺は妙案を思いつくことができた。
決闘に勝つこと自体は簡単だ。だが、問題はどうやって勝利するか。
DランクがBランクに勝つのは本来は不可能。つまり俺が勝ってしまうと、大騒ぎになってしまう。それを回避しつつ、アコラの要求を満たすにはどうすれば良いか。
エビラーニャに倒してもらえばいい。
俺自身は、どこにでもいる冴えないうだつの上がらない万年Dランクの冒険者。しかし、偶然手に入れた魔剣の性能は一級品。この名刀の力で、なんと格上のBランク冒険者にも勝利してしまいましたとさ。
なんと完璧なプランなのだろう。自分で自分をほめてあげたいくらいだ。
『ふふん。名刀として注目されるのって悪い気はしないね。よおし、ボク頑張っちゃうもんね!』
『やっちゃってくれエビラーニャ!』
ゴルガンの目の前に到達した俺は、ほどほどの速度でエビラーニャを袈裟懸けにふるう。狙うはゴルガンの胸のあたり。鎧の装甲が最も分厚そうな場所。
ドラゴンのうろこを使った立派な鎧だ。きっとエビラーニャの衝撃波のダメージもいい感じに防いでくれるはず。
刃がゴルガンの胸へと近づいていく。ゴルガンは突っ立ったままだ。おかしい、自身の魔剣で受け流すくらいはすると思ったが、何故行動を起こさない。
刃が近づいていく。ゴルガンは何もしない。刃が更に近づいていく。ゴルガンは俺の遥か後方を見つめている。
刃が近づいていき、そしてそのまま命中した。
ゴゥっ――。
凄まじい突風が辺りに吹き荒れる。それと同時に、エビラーニャの刀身から発生したド派手な光が周囲を照らす。
いかにも破壊力がありそうな魔法的な光だ。さすがエビラーニャ。俺の意を汲んでこんな演出までしてくれるとは。
ちなみに、この光に攻撃力はない。ただ虹色に光っているだけだ。俺はこの剣技をゲーミングスラッシュと名付けた。
「「「うおおおおおおお!?」」」
訓練場にどよめきや悲鳴の声が上がる。俺がエビラーニャを振り切ると同時に、ゴルガンは光に包まれながらものすごい早さで吹き飛んで行った。
「なんだこの威力!?」
「決闘開始と同時にDランクの野郎が消えたぞ!?」
「気が付いたら試合が終わってやがる!」
「「坊ちゃまああああああ!!!!」」
観戦者の飲んだくれどもに交じり、ゴルガンの仲間の男の悲鳴が聞こえる。悲痛な声を上げながら、吹き飛んだゴルガンへと向かって一目散に駆けて行った。
なるほどな。あの二人はきっと、ゴルガンの護衛を兼ねた仲間なのだろう。大方、親がゴルガンのために雇ったとか、そんなところか。
とことん環境に恵まれた男だな、アイツは。
『エビラーニャ』
『なあに?』
『吹き飛ばしすぎじゃないか?』
アイツ、訓練場の壁にめり込んでいるぞ。
『ごめん。あの人間が思ったよりも弱くて』
『確かに。まあ大丈夫だろう。一応、生命力は尽きていないみたいだし』
念のため、少し様子を見に行ってみるか。万が一死なれたら困るからな。
「坊ちゃま! しっかりしてください坊ちゃま!!」
俺が訓練場の壁の側に行くと、男二人はゴルガンを地べたに寝かし、必死に声をかけていた。ゴルガンから返事が返ってくる様子はない。どうやら完全に気絶しているらしい。
「貴様ぁぁぁぁぁ! なんてことをしてくれたんだ!!」
俺の姿に気付いた男の一人が、顔を真っ赤にしながら叫ぶ。
「貴様のせいで坊ちゃんは……! 坊ちゃんは……!」
「大げさな。まだ死んでないのだろう?」
「大げさなものか! 首の骨が折れているのだぞ!?」
「首の骨折……。良かった軽傷か」
「致命傷だろ!? 貴様ふざけておるのか!?」
「……? 落ち着けよ。ちょっと寝違えただけだろ」
「首の骨折を寝違えたとか言うな! やはり貴様頭がおかしいのか!?」
「いや、俺はごく平凡な冒険者だが?」
「坊ちゃんは今、呼吸すら止まっておるんだぞ! 意識も戻らないし、死の間際なんだぞ!?」
「意識を失ってるし呼吸も止まっている……」
「そうだ!」
「ゴルガンは睡眠時無呼吸症候群なのか?」
「寝てるのではなく気絶してるのだ! 貴様のせいでな!!」
こいつは何をそんなに焦っているんだ? 生命力が残っていれば骨折くらい勝手に治るだろ。まさか、ゴルガンはその程度のこともできないのか?
だとすると本格的にまずいぞ。
「おいおいおい! もしかして、このままだとゴルガンは死ぬのか!?」
「だからさっきからそう言ってるだろ! 理解力が鈍すぎるぞ貴様!?」
これは大変なことになった。ゴルガンに死なれると、俺のギルドカードが没収されてしまうかもしれん。それだけは避けなければ。
「お前、回復魔法は使えないのか? ゴルガンの護衛だろ?」
「ワシは使えん。使える奴は今日は用があって出かけておる」
「なら、回復魔法を使える奴に治療を頼めばいいのでは? 幸い、周囲には野次馬の酔っ払いどもがたくさんいるだろ」
「おお、それは名案だ! 誰か! 回復魔法を使える者はおらんか!? 報酬は弾む。坊ちゃんを治してくれ!」
護衛の男は、冷や汗を流しながら懸命に冒険者たちへと声をかける。しかし……。
「ああ~。俺、回復魔法使えるんだけど、今日は調子悪いみたいだわー。回復できないわー」
「俺も俺も」
「誰かさんが不愉快なことを叫んでたせいで、イライラして集中できなくて回復魔法使えないな今日は」
声をかけられた冒険者たちは、ワザと聞こえるように言い訳を口にしながら、見世物小屋をのぞくような表情をゴルガンたちに向けていた。
駄目だこりゃ。こいつらはアテにできないな。
「クソが! 冒険者の風上にも置けない連中どもめ!!」
俺が回復魔法を使えれば。
俺は仲間を失って以来、ずっとソロでダンジョンに潜り続けている。だから、回復魔法を練習する必要がなかった。自分の体を再生する術は持っているが、それだけだ。自分以外の存在を回復することはできない。
そうなると、この場で頼れる奴は一人だけ。
「アコラ、お前は回復魔法を使えないか?」
こいつは魔法のエキスパート。きっと、こいつにできないことはない。そんな信頼感があるからこそ、ゴルガンが死にそうなこの状況でも俺は落ち着いていられるのだ。
「使えるよ。えっ! もしかしてユウタくん決闘で怪我したの!? 治してあげるから見せてっ!」
「いや俺じゃなくてだな……」
「お嬢さん! 貴女は回復魔法が使えるのですね!? お願いします! 坊ちゃまを助けてください!」
俺とアコラの会話を耳にしたもう一人の護衛の男が、藁にもすがるような、そんな表情で話しかけてくる。
「……」
それに対して、アコラは無言。心なしか、表情も厳しく見える気がする。
「お願いします! 今回のことは、こちらが完全に悪かった! 坊ちゃまにも、よく言って聞かせておきます。だから……だから。どうか治療をお願いします」
「アコラの気が進まないのは分かる。だけどゴルガンに死なれたら困るんだ。治してやってくれないか?」
「少し考えさせて」
「少しってどれくらいだ?」
「一か月くらい」
「坊ちゃまが死んでしまいますぞ!!」
「俺もそいつと同意見だ。さすがに一か月は考えすぎだ」
間違いなく、ゴルガンは死んでしまうだろう。
「そうだな……。考えるのはせめて三日くらいにしてくれ」
「あなたたちは坊ちゃまを見殺しにする気ですかな!?」
なに!? ゴルガンはこの程度の傷で三日も耐えられないのか!?
「どうやら急いだ方がいいらしい。アコラ、頼む」
「うふふっ。貸し、一つだからね?」
可愛らしいウインクと同時に、アコラの右手が一瞬輝いた。そしてその一瞬で治療は終わっていた。
「うっ……。俺は一体……。決闘はどうなった……?」
「坊ちゃまぁぁぁぁぁ! 坊ちゃまが目を覚ましましたぞ!」
「本当か!?」
恐るべき早業だ。
一体どれほどの人間が、アコラの魔法に気付けただろうか?
「おい。決闘はどうなった?」
「大変言いにくいのですが……。坊ちゃまの負けでございます」
「薄々そんな気はしていた。そうか、やはり俺は負けたのか」
自身のひしゃげた鎧に手を当て、静かにうつむくゴルガン。
なんとも悲し気な表情をする男だ。一度負けた程度でそんなに落ち込むことがあるか? それともこいつは、今まで負けたことがなかったのか。
恵まれた境遇とある程度の才能。それらを無駄にすることなく努力し続けられる根気。性格はアレだが、実力があるのは間違いないのだろう。だとしたら、今まで本当に決闘で負けたことがなかったのかもな。
「ゴルガン。約束通り、アコラのことは諦めてもらうぞ」
「ユウタ……殿か。もちろん約束は守る。アコラさんのことは諦めるさ」
食い下がられるかとも思ったが、ゴルガンはあっさりとアコラのことを諦めた。良かったよ、こいつが決闘の約束を守る男で。その辺の酔っ払い冒険者が相手なら、ここから小一時間ごねられてもおかしくないからな。
「なあ、教えてくれ。俺はどうして負けたんだ?」
「俺の魔剣が強かった。ただそれだけだ」
「魔剣……か。そうか、ユウタ殿も魔剣を……」
「ダンジョンで偶然拾ったんだが、この魔剣があまりにも強くてな。勝てたのは完全にそのおかげだ」
「魔剣の扱いなら、俺だって自信があったんだが……」
そう言って、ため息をつきながら自身の魔剣に視線を落とす。その表情は、雨の日の雲のように暗かった。
あまりにも落ち込むゴルガンの様子を見ていると、何かアドバイスしてあげたい衝動が込み上げてくる。
「ゴルガンはちゃんと魔剣とコミュニケーションを取っているか? 俺が見たところ、その魔剣はかなりの力を秘めている。力を引き出せれば俺の剣を受け流すくらいはできたかもな」
俺のそんな問いかけに、ゴルガンは自信マンマンに答えた。
「何を言い出すかと思えば。魔剣の声くらい聞いているぞ」
「じゃあ何故、魔剣の力を引き出さない?」
「何を言っている? 俺は十分に力を引き出しているが」
「全然引き出せてないぞ。お前風に言うなら努力が足りていない」
「なんだと!?」
「声を聞いただけで満足とか美女に話しかけられたモテない男かよ」
「なにぃ!? そこまで言うなら貴様はどうなんだ!?」
「この前俺は魔剣とカラオケを楽しんだぞ」
「剣に歌いかけてるとか変質者か!?」
「これが俺とゴルガンの差だ。魔剣の力を引き出したければもう少し頑張れ」
「おいおいおい……。本気で言ってるのか?」
そこまで変なこと言ったか? 剣にだって感情があるのだから、一緒に遊んだって別にいいと思うが。
「……そうか、これが俺とユウタ殿の差なのか。そういえばこんな話を聞いたことがある。魔剣を使いこなせる者はどこか精神がおかしい者が多いと」
「おい。俺がおかしいとでも言いたいのか?」
「いいや、俺はお前がうらやましい。俺もお前のように、魔剣を使いこなせる男になりたいと思う」
「やけに素直だな」
「素直にもなるさ。たった今、俺の剣の意志がうるさく脳内に響いてきたんだ。『一刻も早くこの場から去りたい。この男と魔剣にはかかわりたくない』とな」
吹っ切れたような表情でゴルガンは言葉を続ける。
「ここまでハッキリと剣の意志を聞いたのは初めてだ。俺は今まで、できていたつもりで何もできていなかったのだな。魔剣からは、お前に対するおびただしい量の恐怖の感情が伝わってきてるよ。なあ、教えてくれ。魔剣からここまで恐れられるなんて、お前は一体何者なんだ?」
「どこにでもいる、壁を越えられなかったただのDランク冒険者さ」
「ふっ……。それだけの力を持っているのに、それをひけらかそうとしないか。お前はまるで、おとぎ話に出てくる英雄のような男だな」
穏やかな笑みを浮かべたゴルガンは、続けてこう言った。
「俺の負けだ。今日の俺の行いについて、すべてをお前に謝罪する」
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