第8話
男たち(以下、色黒、ロン毛、デカ)は男が撮った写真を見比べ目を輝かせた。
「お前写真上手いな!写真家なれよ!」
男は初心者である。
プロを目指そうなどと思ったこともない。
ただバイト代でなんとか購入できたエントリー機を大切に使っている平凡な大学生。
そんな男が撮った写真を三人は心の底から称えてくれた。
「機材も違うしプロは無理だよ」
そんな風に言いながらも男はかなり嬉しかった。
真っ直ぐな目で褒めてくれる人に出会ったのはいつぶりだろうか。
男は足りていなかった自己肯定感が少し満たされたようなそんな気がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます