第11話 格納庫の見学
2人の身柄を確保してから1週間が経過した。シュウは未だに遠慮がちだが、ミレイユは相当に図々しくなった。「生活必需品に不測があるか?」と確認したら、食後のデザートと化粧品を要求された。当然、無視。
「ねえねえ、アンタらの
地表圏の
「我々に敵意がないことを、理解して貰うチャンスではないでしょうか?」
わたし達の建前としては「宇宙圏からの不適当な干渉に対する応戦」で、こちらから宇宙圏を攻撃する意思はない。
「地表圏は宇宙圏に対して危害を与える意思がない、そして宇宙圏との交渉に応じる用意があることを、彼らを通して伝えるのです」
「
「
カーン大佐としては、確保した2名を無事に宇宙圏に返還して、地表圏と宇宙圏の橋渡し役となってくれるのを期待しているらしい。
わたし達は、あくまで同盟国からの応援に派遣されただけ。
ただし、わたしの
見学が許可され、
昼夜があって、太陽光も宇宙の7割程度しか届かない地表では当然のシステムだが、ミレイユには動力機関を搭載する
「これ、どうやって調整するのよ! 股が裂けちゃう!!」
整備員の目を盗んで、試しに装着しようとして悲鳴を上げる。慌てて整備員が駆け寄り、
宇宙圏の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます