神様でも、誤魔化せるところは誤魔化せないのですね。やっと美澪の呼ばれた理由もわかって、彼女自身を理解してくれるメアリーさんと出会って……色々と話が進んでいきますね……。
作者からの返信
アワインさん、コメントありがとうございます✨
嬉しいです(❁´ω`❁)
ローテンポの小説なので、進みが遅くて申し訳ないです。
美澪にとって、メアリーと出会えたことは僥倖でした。
これからずっと、ヴァルと一緒だと思うと、私だったらげんなりします。
コンテストに応募したいな〜と、思っていまして。
物語のきりが良いところで更新をストップしています。
でも、ストップしている先が面白いことになっています!!
9月から投稿を再開するので、ちょこちょこ覗きにきて下さったら嬉しいです!
ご企画をお見かけし、10話まで拝読致しました。
ガチ批評をさせていただこうと思うのですが、素の性格が辛口なため批判的なな表現になってしまったら申し訳ございません。
まず初めに、ストーリーはとても面白いと感じました。このファンタジー世界への期待をしっかりと高めてくれていると言いますか、展開のスピードが丁度良いのだと思います。
他の方のコメントで1500文字くらいが読みやすい的なお話をされていますが、貴方は丁寧な描写ができる技量がありますので2000〜3000文字くらいが適切だと考えます。その代わりに、一話一話の満足度を上げてはいかがでしょう。正直なところ、この満足度に関してはもっともっと上を目指せます。
私は、小説の面白さ=読者の心を動かす。だと思っています。この作品は一話一話に読者の心を動かせる点が必ずあるのですが、そのポイントがその一話の中で最も盛り上がるような形にはなっていないと感じました。
例えば第7話
「雲ひとつない青天の夜空に、数え切れない程の星々が瞬いていた。星座に詳しくない美澪でも、日本で見る星空とは違うと分かって、ここは異世界なのだとようやく認めることができた。」
日本で見る星空とどう違うのかを描けば、主人公と一緒に夜空の美しさを感じることができます。
雲ひとつない青天の夜空に、数え切れない程の星々が瞬いていた。ルビーのように赤く輝く星もあれは、サファイアのような青い星もある。一つ一つの星々が美しく主張しあうこの夜空はまるで宝石箱のようで、日本で見た寂しい星空とは全く違う。
適当に書きましたが主人公の見ている景色を読者に共有させると没入感が上がります。また、これに続く
――高いビル群も、コンビニもない、真っ暗な夜の街。
の後に東京の夜景のような、電灯などによる人工的な美しい景色を対比させれば、より元の世界に帰りたい心情を読者に強調できると思います。
一話一話の強みとなるポイントで描写を更に濃くすれば、ワクワクや感動をより強いものにできるのでおすすめです。あとは盛り上がるように前の展開との高低差をつけたりとか色々工夫できると感じました。
最後に、これは私の好みですが、しばらく使わない情報は出さない方が良いと思います。
例えば、第3話「ボクの名はヴァートゥルナ。ペダグラルファ建国に携わった神々の中の一柱ひとはしらで、今は水の国ヒュドゥーテルの守護を司っているよ。」
ペダグラルファ建国に携わった神々の中の一柱という部分はこの10話までで必要なかったと思います。読者からすれば覚えなくてはならない情報が増えてしまうことになり、ほとんどの人はいざそれが必要になる段階では覚えていないと思います。
先の展開次第では、「実はあのヴァルが建国に携わった神々の一人!!」的な読者に驚きを与える装置として使えたりできるので敢えて取っておくことをお勧めします。
また、第9話
「――婆さんが創ったこの地上界は『ペダグラルファ』って呼ばれてる。ペダグラルファは、星の形をした一つの大きな大陸で、五つの国がこれを治めてるんだ。北西に金の国スージン。北はここ、水の国ヒュドゥーテル。北東は木の国ディエボルン。南東にあるのが、美澪が輿入れする火の国エクリオ。最後は南西の土の国イストスエラ。全ての国に王がいて、それぞれのやり方で国を治めている。だから、同じ大陸に住んでいても、ヒュドゥーテルとエクリオとでは、国や民の在り方が違うって事だね」
この部分も情報量という点で読者に優しくないです。この先の話で必要になる火の国エクリオは良いですが、それ以外の国は必要な時に名前を出す方が親切ですし、読者に火の国エクリオはどんな国なんだろうとワクワクさせる方を優先した方が良いです。
例えるなら一年間毎日薬を飲む人に、これは何月何日、これは何月何日に飲んでと一年分一気に渡すより、1ヶ月に一回薬局に来て薬を貰いに来てくださいとした方が助かる感じです。
長々と批評失礼いたしました。
総評すると、一話一話で勝負しに行った方が良いよということですかね。
少しでも参考になれば幸いです。
作者からの返信
しまうまさん、批評してくださりありがとうございます……!!
とても勉強になりましたし、しまうまさんの批評のおかげで、自分の強みにも気づくことができました。
まずは、指摘いただいた部分の加筆を行いたいと思います。
好みだと言われた部分についてですが、しばらく使わない情報は伏せておいて、後出しで読者を驚かせる!という部分にとても魅力を感じました(❁´ω`❁)
一度にあれこれ手を加えられるほど器用ではないので、まず手を付けやすいところから修正していこうと思います。
本当にありがとうございました……!!
拙作のために割いていただいたお時間と労力を無駄にしないよう、もっと良い作品になるように頑張ってみます!!