みづからに色の付くをば嫌ひつつ心のうちを言ひおほせざり

【読み】

みづからにいろのつくをばきらひつつこころのうちをいひおほせざり


【語釈】

おほす(果す)――動詞の連用形に付いて、完全に……する意を表す。成し遂げる。すっかりし終える。

[デジタル大辞泉]


【大意】

自分に色がつくことを嫌って、心のうちにあるものをことごとくは言えないことである。


【付記】

誰も偏見からは自由であり得ず、従ってレッテルを貼って世渡りをしていることであろう。それは仕方のないことだが、わたしは自分の作品がテキスト本位に読まれることを願うものである。

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