【長歌】鶏が鳴く東京タワーとひさかたのスカイツリーのふたつのみ歌によまるるばかりにて隠しもあへず嫉むこころは

【読み】

とりがなく とうきやうタワーと ひさかたの スカイツリーの ふたつのみ うたによまるる ばかりにて かくしもあへず ねたむこころは


【語釈】

鶏が鳴く――地名「東(あづま)」にかかる。東国の言葉が鳥のさえずりのようにわかりにくいからとも、鶏が鳴くと東から夜が明けるからともいう。

[デジタル大辞泉]


【大意】

東京タワーとスカイツリーのただ二者だけが歌によまれるばかりで、嫉妬するこころは隠しもできないことである。


【付記】

スカイツリーが詠まれがちなのは、現代短歌あるあるだと思っている。ランドマークとはそんなものだろうか。

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