血のにじむ記憶のなかにブラツクといふ音楽は眠りたるらし
【読み】
ちのにじむきおくのなかにブラツクといふおんがくはねぶりたるらし
【大意】
血のにじむがごとき記憶のなかに、ブラックという音楽(=ブラックミュージック)は眠っているようである。
【付記】
「ブラックミュージック」は「黒人音楽」と訳されるようである。わたしは横文字をきらうところがあるが、この例では原語がより良いと感じる。原語には「人」に相当するものがないため。
「黒人音楽」だと、ひとりサブサハラにルーツを持つひとたちのための物に思える。しかして音楽は国境を越えると言われる。そこには肌の色もないにちがいない。わたしはこの何ヶ月かの間にそれを学んだように思う。
このうたの出来はさほど悪くないと自分では思う。惜しむらくは小綺麗にまとまっていることである。引っかかりがなければ印象に残りづらかろう。
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