子規居士があつく語ると漱石はことばすくなにうなづけるかも

【読み】

しきこじがあつくかたるとそうせきはことばすくなにうなづけるかも


【語釈】

居士――①学徳がありながら、官に仕えず民間にある人。処士(しょし)。②在家の男子であって、仏教に帰依した者。③成人男子の戒名・法名の下につける称。女性の大姉(だいし)に当たる。④性格を表す語に付いて、そのような気質の男であることを表す。

[デジタル大辞泉]


【大意】

子規居士(=正岡子規)があつく語ると、漱石はことばすくなにうなずいているのであった。


【付記】

これをもって、わたしの子規(1867-1902)と漱石(1867-1916)の評に代えられようか。わたしは漱石をとにかくあたまの良い人物だと思っており、ひとに話しを合わせるのに苦労していたのでは、などと思っている。一門外漢の、一贔屓の仮説でしかないが。

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