世のなかにゲリラは絶えて聞かねども豪雨の沙汰はしきりにぞ聞く

【読み】

よのなかにゲリラはたえてきかねどもがううのさたはしきりにぞきく


【語釈】

ゲリラ(guerrilla)――小部隊による奇襲などで敵を混乱させる戦法。また、その部隊や戦闘員。

[デジタル大辞泉]


沙汰――(「沙」は砂、「汰」はより分ける意)①物事を処理すること。特に、物事の善悪・是非などを論じ定めること。裁定。また、裁決・裁判。②決定したことなどを知らせること。通知。また、命令・指示。下知。③便り。知らせ。音信。④話題として取り上げること。うわさにすること。⑤問題となるような事件。その是非が問われるような行為。

[デジタル大辞泉]


【大意】

世のなかにゲリラは絶えて聞かないが、(ゲリラ)豪雨の沙汰はしきりに聞くことである。


【付記】

日本はかなり平和な国なのだろうが、自然の脅威は増大の一途をたどっている感じがする。自然との共存が至上命題と言えるかとわたしは思う。


【例歌】

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 在原業平

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