国内にて最もなまりつよき場所ならばいかほど言葉通ぜむ

【読み】

くぬちにてもつともなまりつよきばしよならばいかほどことばつうぜむ


【語釈】

国内(国中)――(「くにうち」の変化した語)その国のうち。国うち。国じゅう。

[精選版 日本国語大辞典]


【大意】

国内でもっともなまりが強い場所なら、どれほどわたしと言葉が通じるだろう。


【付記】

江戸時代やそれ以前ほどではなくとも、なまりが強すぎて会話に支障が生じる地域はあるかと想像する。ただし若者にかぎれば、方言はあってもたいてい会話は成立する気がする。


【例歌】

悔しかもかく知らませばあをによし国内ことごと見せましものを 山上憶良

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