みそを湯に溶きて豆腐や油揚げを実にしつつ飲む御国ぶりかも

【読み】

みそをゆにときてとうふやあぶらあげをみにしつつのむおくにぶりかも


【語釈】

御国振り――「国振り」に同じ。

[デジタル大辞泉]


国振り(国風)――その国や地方の風俗・習慣。御国振り。くにがら。

[デジタル大辞泉]


【大意】

みそを湯に溶いて豆腐やあぶら揚げを具にしてすする御国ぶりよ。


【付記】

日本民族ほど大豆を喰う民族はほぼまったくなかろうと思う。東南アジアの仏教徒の多い国々よりも、ある点においては仏教思想がひろく浸透したものとみえる。


江戸時代あたりに西洋で醤油がかなり重宝されたと聞いたことがある。soybeanのsoyが醤油による由来することとも整合性が取れそうに思える。みそが肉やバターに合うのもむべなるかなである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る