第3話 リラックス
トレーニングをするとき、リラックスできていますか?
トレーニングは力を入れるところと入れないところがあるのはご存じでしょうか。力を入れるのはここぞというときだけです。
力を入れるときは、例えば、重いものを持ち上げるとき、球技なら投げる瞬間です。意外と一瞬なのです。
ところが最初から力みがあると、本来、力を入れる場面で力が入らなくなります。
脱力するともいいますが、出すところは一瞬です。それ以外はリラックス、つまり力を抜いておきます。脱力です。
さて、問題です。
スクワットで力が入るところは何処でしょう?
もうひとつ、質問です。
トレーニングしているときは呼吸が大切ですが、スクワットではどこで息を吐くでしょうか?
息を吐くときは力が抜けるので、リラックスさせます。力が抜けたときが一番力が出ると脳にインプットさせなければいけません。
スクワットでは膝を曲げる時ではなく、立ち上がる時に息を吐きます。ここで、力を抜くわけですね。
矛盾していますが、力を抜くことで、力が出ます。
だから、力を抜くときは力を入れるときです。信じられないかもしれないですが、力を抜く。そのためにリラックスすることが必要なのです。
これが今のトレーニングするうえでの主流になります。
力を入れたければ、体をリラックスさせましょう。すべてにおいて脱力は大事になります。
リラックスさせるために、体をブラブラさせたりしながら脱力して、脱力してからトレーニングをするようにしましょう。
力みがあって、そのままトレーニングをしてしまうと、それこそ、ケガをしてしまいます。
健康のためにトレーニングをするという方も多いと思いますが、ケガをしてしまっては、健康のためのトレーニングになりませんね。
トレーニングは体をリラックスさせて行いましょう。呼吸でリラックスさせることもできますが、大事なのは吸うことではなく吐くことです。
吐くことができないと吸うこともできません。そうすると、酸素がいきわたりません。トレーニングは吐くことを中心に力を抜きます。吸うことは吐くことができれば自然にできますので、とにかく吐きましょう。
力を抜いて力を入れる。これが重要です。そのためには吐くことです。
これを間違えるとケガもしますし、体力の消耗が激しくなってしまい、疲労度が増します。
トレーニングだけでなく仕事でもそうですが、疲労度が増すと、良いパフォーマンスはできません。免疫力が落ちるだけです。
それよりも長時間スポーツ、仕事をするには、体力を温存しておくことも必要ですよね。
吐くことでリラックスさせることで、体力を温存できて、いざというときに備えられます。
皆様、今日からトレーニングをするときは、リラックス、脱力を考えながら、吐くことを重視して行いましょう。
これがトレーニングするときの基本になります。
呼吸で吐くことは、トレーニングだけでなく、いつでも、どこでも重視できるようになることが理想です。
呼吸の時は吐くことを重視、これは基本中の基本になります。
ぜひ、これからトレーニングする方は意識してみてくださいね。
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