(三)-2
「ちょっと、ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ」
つぐみは穏やかな口調でそう言ってドアの方へと向かった。
しかし、次の瞬間、つぐみは「すぐに出て行きなさい!」と大声を出した。
マキたちはその声に驚いた。つぐみの声が普段以上に大きく、厳しい言い方だったからだ。
それでマキたちは、今の状況が緊急事態であることを悟った。
実際マキはその男の姿を見ると、その手に刀身の長い刺身包丁が握られているのを見て確信する。かなりヤバイ状況だと。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます