(二)
三人は再び楽屋に戻ってくると、三人合わせて「イエーイ」とハイタッチした。
「お疲れ様。復活ライブ第一弾は、成功ね」
マネージャーの津久田つぐみが三人をねぎらった。
「あのまま終わっちゃうかと思ってたからなあ、本当に良かったよ」
アンナがテーブルの上に置かれたボトルから伸びるストローからスポーツドリンクを吸ってからそう言った。
「本当にごめんね」
ボトルから伸びたストローから口を離してから、マキが言った。
「あんな『バックストリートジャーナル』みたいな四流の週刊誌のことを信じる方がどうかしているのよ。あの雑誌のデタラメ記事で迷惑している芸能人は多いのよ」
既に半分を飲み終えてボトルをテーブルに戻し、椅子に腰掛けたユーコが言った。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます