第5話

死神ローサが正旭のベッドの中に

もぐりこんだ。

「やっぱり、おまえには死んでもらうことにするよ。

それがいちばん安全だからな」

ローサの手が正旭の首にかかった。

「キャーッ」

正旭の部屋に合鍵を使って入ってきた

夏音がローサを見て叫び声を上げた。

「バッ、バケモノ」

夏音はそうつぶやくとその場で

腰を抜かした。

「チっ、邪魔が入ったか」

ローサが窓を開けて出て行った。

「正旭くん、大丈夫?」

夏音が正旭に声を掛けた。

「あっ、ああ、一体何があったんだ?」

正旭はまだ完全に目覚めてはいなかった。

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