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第2話  勇気の証明」への応援コメント


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     上から目線で大変申し訳ないですが、この作品読者の大半は歴史好きだと思われます(仮定)。ただ、紹介通りこの感じで空想中世の世界観ならば、史実の廉価版です。
     理由として、歴史好きが楽しむ伝記物は歴史のifです。そこに浪漫があります。幻想中世ならば、魔法などなどロマンがあります。ですが、ただの現実的な中世ヨーロッパを見たいならば、歴史を学べば良いのです。
     確かに空想の世界で知らないリアリティのある中世ヨーロッパを見たいという歴史好きはいるでしょうし、現に私(にわかですが)はそれでこの作品を見ました。実際、読んでて異民族が迷い込み成り上がるという風にこの世界の後世に語られるのかなとワクワクしました。
     ただ、丸腰で、一人で、猛獣に挑み掛かるというのはどうでしょう?はっきり言って、ファンタジーにおいて全裸でゴブリンに殴りかかる現代人と変わりません。まず、猪の牙は結構鋭いです。頭を振ってきて、どつかれたら、骨が見えるくらい抉られることもあります。カスっても、縫うのが必要なくらいの切り傷になります。それは中世に置いて致命傷です。せめて、槍を持たせましょう。それなら、死ぬ気の男なら仕留めれる可能性があります。叔父さんが、恩返しに兵士に推薦してやると言っていたのだから、防具は高いとは言え、中古の槍くらい持たせないと、面子がないので、あった方がリアルだと私は思います。さらに短剣があれば、猪にタックルできて成功するなら確実に仕留められます。
     長文失礼しました。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。

    頂いたコメントに、部分分けして説明してまいりますね。
    ①歴史の廉価版
    これについては、私はきっぱり否定したいと思います。
    私自身、大学で歴史学を専攻しましたがその歴史というのはやっぱり無味乾燥なんですよね。小説と学問は全く違う。これはエンタメであるのでまた別個のジャンルなのです。
    歴史IF、というのはあまり考えていませんね。為政者というよりは、あくまで14世紀の一人の英雄騎士の物語を描きたいのでこのまま私は続けたいと思います。ちなみにモチーフは14世紀神聖ローマ帝国です。

    ②イノシシ
    叔父様がなんで武器をくれなかったのかは、実はメンアットアームズの特性故なんです。基本的に、メンアットアームズは”雇用主”が武器を持たせるので、叔父様としては伯爵が何かしらの武器を渡してくれるだろうと考えていたんでしょうね。
    まぁ叔父様にしてみればそもそも、伯爵が彼を虐めるなんて考えても居なかったでしょうし。
    またこのシーンは同時に伯爵の嗜虐的な性格を示しています。彼は皇帝の義弟という立場を盾に様々な横暴を行う暴君なのです。

    以上が、ご指摘のポイントに対する返信でございます。
    いろいろお気になるところあると思いますが、どうか最後までお読みいただけるとありがたいです。

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