恋の病
「恋の病かなあ、笑」と返ってきた。
僕は優奈ちゃんが自分のこと好きなんじゃないかと思い始めてきた。
「好きな人いるの!?」僕はそう送った。
その人はどんな人なのか色々聞いた。 しかしどれも僕と一致しなかった。 優奈ちゃんは完全にその人に片思いしていて「好きすぎてやばい」と僕に報告してくる。
胸が苦しい
その相手僕だったらいいのに
そいつが憎い・・・
ここで本当に自分が優奈ちゃんの事好きなんだと確信した。会ったことの無い人を好きになるのは初めてだ。
その後
優奈ちゃんとの電話の時間になったが僕は最初から最後まで心から楽しむことが出来なかった。
だがいつもと変わらず優奈ちゃんは可愛かった。
電話が終わり ふと優奈ちゃんが住んでる市と学校を調べてみることにした。
「静岡...?」 僕が住んでいるのは埼玉県
優奈ちゃんの住んでいる市や学校が分からなかった理由がここで判明した。
これでますます叶わない恋なことを確信した。
でも諦めたくない 本気でそう思えた
こんなに気が合う子初めてだし なんてったって
波長が合う。
僕は次の電話の時にこの気持ちを優奈ちゃんに伝えることにした。 不思議と優奈ちゃんならこの気持ちを伝えてもこの関係が終わってしまうとは思わなかった。
学校とアルバイトがあったため 時間はあっという間にすぎ 電話の時間になった。
優奈ちゃんの好きな人の話をして そこで上手いこと話を繋ぐことができた。
「実は俺優奈ちゃんの事が好き。 優奈ちゃんとの時間は凄く楽しいしずっと一緒にいたいって思える その人なんかより絶対優奈ちゃんのこと幸せにできる」 そう言った。
優奈ちゃんは「えー」と困った様子だった。
それからはもう後には引けないと感じ愛を伝えることにした。 優奈ちゃんは「ありがとー」
と反応するだけだ 。
それでも次の日の電話も特にお互い気まずくなることも無くいつも通り電話できた。
僕は好きを伝えれば伝えるほど優奈ちゃんの事が好きになってしまった。 感情が爆発しそうだ
この気持ちを自分の中に抑えていたら今頃爆発していたと思うくらい苦しかった。
毎日電話で愛を伝えてたら
「ちょっとすき!」そう言ってくれた。
ちょっとでもすっごく嬉しい
正直これいけるなと思った。僕が大好きと伝えると優奈ちゃんはちょっと好きと返してくれて
僕が愛してると伝えると優奈ちゃんはちょっと愛してると返してくれた。 絶対にちょっとを付けてくる。
そのままいつものような日々が5日続いた。
そんなある日
「ねーねー」 「ん?」 「大好き」
僕がそう言うと優奈ちゃんは「ゆなも好き...」
いつもは絶対にちょっとを付けるのに今日は付けていない。 「ちょっと忘れてるよ?笑」
「だってちょっとじゃないもん」
優奈ちゃんは照れながら僕に言ってきた。
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