第2回 謎の少女 玉龍

「アアアア」

皇帝は断末魔の叫び声を上げると、その場に倒れた。


「江流。。。お前だけはどうにかして逃げてくれ。。。そして。。。幸せに。。。それだけが私の願いだ。。。」


「お前を拾ったのが私で良かった。。。お前と過ごした日々は幸せだった。。。」



「江流。。。お前は私のたった一人の。。。家族だ。。。どうか生きのびてくれ。。。」


法明は言い終わると、ゆっくりと目を閉じた。


「和尚様!和尚様!」


「江流君、残念だがもう脈がない。法明様はもう。。。」


「和尚様アアアアアア!」

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