第38話 発達障害のびっくりしてしまう突出した癖など
発達障害に見られる、ふつうとは違う突出してる特徴、へんなこだわり、癖について。なにかびっくりしてしまうようなものです。そんな具体例を挙げていこうかと思います。
わたしの場合、発達障害の検査でグレーゾーンとの診断結果となったのは、そういったところがあんまり見当たらなかったのかな、という気がしています。
また、そういったところがないから診断基準を満たさない場合が多いと、ある精神科医も本に書かれていました。
(10年くらい前の本の情報ですが)
フォローや支援が必要なSOSサインにもなるかもしれませんし、おもわずクスっと笑うものあります。
わたしが実際に見た例をサクっと読めるよう書いていきます。というシリーズになります。
◇◇
⚫️ 部屋を模様替えした途端、うつ状態に陥った同級生
以前も書きましたが(第3話)、わたしが上京一年目の学生寮時代の自閉症の同級生のエピソードになります。
彼には俳優のレナード・ニモイ演じる『宇宙大作戦 スタートレック』のメインキャラの名前のあだ名が付いてました。わたしが付けたのではありません。むしろ、レナード・ニモイと全く似てませんでした。
鳥山明の『Dr.スランプ』なんかにもちょろっと登場するキャラです。手塚治虫のマンガにもちょろっと出てたような?
彼が部屋の模様替えをしたことがありまして、調子に乗って敢えて変なレイアウトにしたことがありました。
机が部屋のど真ん中にあるような感じかつ、迷路みたいな。その部屋に入ってぐるっと回り込まないと机の椅子に座れないような感じでした。
不便じゃないか? と思いました。
寮長は彼をおだててました。
「かっこいい部屋になったな、スポックスくん」
寮長は常に彼のあだ名を間違って呼んでました。
そこは笑えるところなのですが。
それから直ぐその同級生は鬱状態に陥ってしまいました。まる1日、ふさぎ込んでしまい、食事も摂ろうとしません。みんな心配してました。寮長も頭抱えてました。
結局、部屋のレイアウトを元に戻したら、その同級生もいつも通りに回復しました。
やっぱり繊細で環境の変化に弱いのかもしれませんし、ルーティン通り行動することにこだわりがあり、部屋の模様替えがイレギュラーとなってしまい、それがストレスになってしまった例でしょうか。
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